EErwin Gutawa/エルウィン・グタワ桁外れな天才アーティストを聴く/Erwin Gutawa-エルウィン・グタワの超大作:Rockestra with London Symphony Orchestra (2008)

桁外れな天才アーティストを聴く/Erwin Gutawa-エルウィン・グタワの超大作:Rockestra with London Symphony Orchestra (2008)

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Erwin Gutawa-エルウィン・グタワ

なんだかタイトルが凄いなぁ…ご安心ください、ホントに凄いので(笑)。

先ず、洋楽ロックファンであれば気になるタイトル:Rockestra-ロケストラ
Paul McCartney率いるWingsのラスト作:Back To The Egg収録の「ロケストラのテーマ」の趣旨+オーケストラ..しかも名門:London Symphony Orchestraを起用しての壮大な作品になります。

Erwin Gutawaとは?

作曲家/アレンジャー/ベーシスト、さらにはオーケストラのスコアも書き、指揮者もやっちゃうという“天才音楽家”でございます(ロックのミュージシャンではありません)。

Erwin Gutawa-エルウィン・グタワ

1985年、Karimata-カリマタというジャズ・バンドのベーシストとしてデビューし、バンド活動をしつつ自身のオーケストラも結成。さらには作曲家として多くの名曲を残しました。

そして2000年、自身のオーケストラと人気ロック・ミュージシャン、総勢85名が出演する大イベント:Rockestraを行います。

その後の2005年にはロンドンへ出向き、ロイヤル・アルバート・ホールにて、London Symphony Orchestraと共にコンサートも行いました。

今回紹介する“Rockestra with London Symphony Orchestra”という作品は、その2000年のRockestraと2005年のLondon Symphony Orchestraとの活動を合体させ、インドネシア・ロック草創期の名曲を現代的オーケストラ版として世に送るという壮大なプロジェクトなのです!

Erwin Gutawa-エルウィン・グタワ/Rockestra with London Symphony Orchestraのジャケ写

インドネシア・ロック界のレジェンド:Godblessの名曲や、インドネシア・ロック草創期のレジェンド:Freedom Of Rhapsodiaの名曲などインドネシア・ロック・ヒストリー的な作品でもあり、インドネシア・ロックの初期を深掘りするならここから入っていくのも良いのではないかと。

Official Music Videoはコチラ↓

Erwin Gutawa Rockestra with London Symphony Orchestra feat. Ryo Domara / Hilangnya Seorang Gadis-消えたひとりの少女

そして余談ですが、Erwinさんにはシンガーの娘がいます。Gita Gutawaという子で2007年にデビューしていますが、これがまためちゃくちゃ秀逸なポップスを聴かせてくれます(特に初期)!プロデュース/アレンジはもちろんErwin Gutawa(またいつかGita Gutawaも当サイトで取り上げたいと思います)♫

他、以前このサイトで紹介したDewa 19の名盤:Bintang Limaのオーケストラ・アレンジや、J-Rocksの作品、そして数々のロック/ポップス系のプロデューサーやアレンジャーとしても活躍しています。

Erwinさんがアレンジするとそれらの曲が神々しくなる…というのは言い過ぎかもしれませんが、荘厳でシャープでキャッチーで、曲によってはファンキーにもなるという「強烈に美味い無添加/有機の調味料」となるのは間違いありません!

Erwin Gutawa Rockestra with London Symphony Orchestraはデジタル・プラットフォームでも聴けますので、是非聴いてみてください!

“良き音楽は良き人生へと誘う”

素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

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