Tag:ロック

国民的人気を誇るドリーム・バンド/Kotak-コタック:2011年の名盤OST Tendangan dari Langit (Energi Repackaged)

Kotak-コタック(箱/ボックスという意味) 現在のメンバーはTantri-タントリ(Vo・女性)、Chua-チュア(B・女性)、Cella-チェラ(G・男性)の3人。 元々は男女混合4人編成/女性2名+男性2名(男性のもうひとりはDrのPosan)で、何度となくメンバーチェンジを繰り返していますがメインはこの3人となります。※メンバーについては少し複雑なので後ほど記述します Kotakは2004年に開催された“The Dream Band Project”というオーディション・イベントから生まれたバンドで、ボーカリスト、ギタリスト、ベーシスト、ドラマーの4つのポジション合わせて約2,000人の中から選ばれた、言葉通り「ドリーム・バンド」として結成されました。 翌年の2005年、1stアルバム:Kotakでデビュー。その後、バンドを成功へと導いた2nd:Kotak Kedua(2008年)、そして、国民的人気を決定づけた3rd:Energi(2010)をリリースしていきます。 今回紹介するアルバムはその3rdアルバムに、映画のテーマ曲としてリリースされ大ヒットとなったTendangan Dari Langit他、新曲4曲を加えた“OST Tendangan dari Langit “Energi Repackaged“(2011年)という作品です。 ※OST=オリジナル・サウンド・トラック YouTubeはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=uMN6U_zrZzY 国民的人気を勝ち取ったEnergiに加え、映画に使用され大ヒットとなった曲を加えたスタイルなので完全に「売りにいった感」はありますが(笑)、さらに完璧な名作になったことには変わりありません。ノってる時のバンドの恐ろしいまでのエネルギーが、アルバム全てを覆い尽くしています。 ちなみに前述のメンバーの話になりますが、実はオーディションに勝ち残ったオリジナルメンバーの女性陣は、1stアルバムリリース後にギタリストとドラマーを残して脱退しています。バンドの華となる女性2名が脱退したのです。そして新たにTantriとChuaが加入し、ヒット作:Kotak Keduaへと繋がっていくのです。要するに、新たな体制になってから国民的人気を得ることになったということですね。 メンバーチェンジをしたことが、kotakの運を引き寄せたというところでしょうか。 別にメンバーを比較したい訳ではありませんが、確かに、太くて豊かな声と声量でソウルフルに歌いあげるTantriと、ステージに立つだけで華のあるベーシスト:Chuaの方にどうしても軍杯が上がっちゃうかなぁ…と。※ドラムのPosanは2011年3月に脱退し、その後ドラマーは安定せず現在に至る そして音楽性ですが、Kotakはキャッチーでメインストリームなハード・ロックを聴かせてくれるバンドです。日本のロック・ファンにとってもかなり聴きやすい楽曲ばかりですし、一緒に口ずさめるナンバーが満載♫ それから、Kotakは2度来日公演を行っています。2012年に東京で行われた“インドネシア・フェスティヴァル”での様子が映し出されたMusic Videoはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=9QEL8qdV1eg 他、音楽祭での数々の受賞歴やTantriの一時活動休止、そして久々にリリースされた新作(2020年9月リリース)のお話はまた次回ということで。 Kotakの作品は各デジタル・プラットフォームでも聴けますので、気になった方は是非聴いてみてください! “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

2018年最も聴いた1曲♪宇宙的な大きさと優しさに包まれた名曲:Dewiq-デウィック/Manusiawi-マヌシアウィ

Dewiq-デウィック/Manusiawi-マヌシアウィ(人道的・人情のある・人間らしいなどの意味) 〇〇年に最も聴いた曲シリーズ(シリーズ化?・笑)。今回は2018年に遡ります。 当時、私がDJを務めていたFMの番組で“The Indonesia”というコーナーがありまして、そこで私の思いの丈を包み隠さず出していたのですが(本編もですけど・笑)、そのコーナーで最も長い期間ヘヴィ・ローテーションでかけていた曲がこの曲なんですよ。 好き過ぎて、多分2ヶ月以上でしょうか、毎週コーナーの最後にこの曲をフルコーラスでかけるという荒業にでました。 個人的にもなぜこんなに聴いたのか、そしてなぜこんなに番組のリスナーに向けてヘヴィ・ローテーションでかけていたのか、正直言って上手く説明できません。ですので、記事にするのも躊躇してました(笑)。 この曲がリリースされたのは2018年11月28日ですが、レーベル/プロダクションのAquarius Musikindoからデータが送られてくるのが大体リリース1ヶ月前(もしくはもう少し前)。ですので、10月中旬〜後半から年内いっぱいこの曲を番組でかけていたということになります。 なんですかね、琴線に触れる…というより『心を浄化してくれる』感じに近いかと。宇宙的な大きさと優しさ、無償の愛、そして第3・第4チャクラが開かれる/活性化する感じ。 それをちゃんと意識しているのか、Music Videoもそういったところを感じさせてくれる映像になっています。 YouTubeはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=aAdtd78K4Rw そういえばDewiqの話を全くしてなかったですね(汗)。 南スラウェシ州ウジュンパンダン(現マカッサル)出身。彼女はシンガーソングライターで、自身で歌う楽曲はもちろんのこと、多くのミュージシャンに曲を提供しており“インドネシアで最も人気のあるソングライター”として有名です。 1996年にデビュー・アルバム:Weeqをリリース。デビューから彼女の作品は好評を博し、1999年に2ndアルバム:Apa Adanya、2001年に3rdアルバム:Hanya Manusia Biasaと立て続けにリリースしていきます。しかし、多忙なスケジュールに精神も肉体もついていけず、メインの活動をソングライターへと移行します。 その後はマレーシアの歌姫(インドネシアでも大人気):Siti Nurhalizaの曲やBunga Citra Lestari(通称BCL)、Agnes Monicaら大人気女性シンガーらの楽曲を手掛けヒットを記録していきます。 そして、これまでのソングライター歴を統括するかのようなコンピレーション・アルバム:Siapa Dewiq/ The Hits Makerを2008年にリリース。 彼女が数々の有名シンガーに曲を提供しヒットしたナンバーや、Dewiq本人が久々に歌う新曲、そしてデュエット曲と、彼女の本領が発揮された名作として今でも人気の高い作品です。 このアルバムから新曲としてヒットを記録したのはロック・シンガー:Ipangとのデュエットナンバー! YouTubeはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=S6V6v35TnY4 レニー・クラヴィッツ風のめちゃくちゃカッコいいナンバー♪ ですが…このアルバムのCDは現在入手困難であり、デジタル・プラットフォームにも存在していません(Sony Music Indonesiaさんよ〜なんとかしてくれよ〜)。 今回の記事の主役である名曲“Manusiawi”は各デジタル・プラットフォームで聴けますのでご安心を!是非、ヘヴィ・ローテーションしていた私のように聴き倒してみてください! “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

Pepengのプロジェクト:FNF-エフ・エヌ・エフの新曲に元JKT48のメンバーを起用/FNFの新曲2021年6月2日にリリース!

FNF /エフ・エヌ・エフ(Frank And Friendsの意) 元NIAFのドラマー:Pepeng-ペペンの別プロジェクト(“元”と書かなければならないのが辛いところですが)FNFのNewシングルがこの6月2日0:00(日本時間は2:00)にリリースされました!! 今回のシングルは、FNFにとって5thシングルとなります。 FNFについては、以前このBagus Musicでも紹介しましたが、ここでも簡単に経緯を説明します。 ■2019年秋から本格始動(本来は2010年からだったのですが)■Pepeng以外はゲスト・ミュージシャンというスタイル(なのでFranki“=Pepengの本名のファーストネーム” And Friendsなのです)※Pepengの本名は“Franki Indorasmoro Sumbodo■NAIFでの音楽性に収まりきらない楽曲を世に出す為のプロジェクト※Pepengはドラムのみならず、作詞・作曲からアレンジまでこなす才人■「Pepengはあんな曲もこんな曲もできる」という音楽の幅を知ってもらう目的もあり、全曲違うタイプ/ジャンルのサウンドを創り上げる こんな感じでしょうか。 以前の記事はコチラ↓↓↓↓ “NAIFのドラマー:ペペンの挑戦/FNF-フランキ・アンド・フレンズ” さて、ここからは新曲のお話を。 タイトルは『Jangan Ganggu』←日本語にすると「邪魔するな!」 そして今回ヴォーカリストに選ばれたのは、なんとアイドル・グループ:JKT48(AKBの姉妹グループ)を卒業したRona AnggreaniとVania Aurelliaのふたり♪ 凄いところを選んできましたね(笑)。  “どんな誘惑を受けても私が愛するのはあの人だけ” という女性による決意表明のような内容の歌詞になっています。 作詞もしているPepeng曰く「これまでSNSによってネガティブな現象(罵倒・侮辱・非難)が多発していたが、今回のパンデミックによって逆にそれがポジティブな方向へと向かうよう望んでいる…ソーシャ・ディスタンス=距離を保つ・感情もセーブする←これが仮想の世界から現実の世界へと移行できるチャンスなのではないか」という思考から生まれたとのこと。 そして今作のバンドのメンバーはRia Antika (Dr)、Adhitomo “Dobit” Kusumo (B)、Turi Kaliandra (G)の3人を起用。 ということは? そう、今作Pepengは完全にプロデュースにまわったんですね〜。昔から「プロデュースに徹することもしたい」と言っていましたが、そういう意図もあって今作に臨んだ訳です。 ちなみにJangan GangguのMusic Video (Audio)も本日6月2日の20:00に解禁♪YouTubeはこちら↓ https://www.youtube.com/watch?v=P73_-ZtPtjw&list=OLAK5uy_mfDe8oe19uILr8sLOIX4fnvGW_Sv5fPZw 残念ながらNAIFは解散してしまいましたが、メンバーの中でも最もクリエイティブな活動をしているPepengに今後も注目してください! もちろん新曲も含めこれまでのFNFの作品は全て、各デジタル・プラットフォームで聴くことができます。是非、是非、是非、聴いてみてくださいね。幅広い音楽性を誇るプロジェクトなので、あなたにピッタリな楽曲が存在していると思いますよ。 次はアルバムだな、Pepeng(でもいつになることやら・汗)。 ※おまけ:PepengがFNFのことを中心に、NAIFや他活動の話をしている動画(最後に新曲:Jangan Gangguも流れます)↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=E-mMuckstWw “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

インドネシアロック界随一の個性派/NTRL-エヌ・ティー・アール・エルの新着動画

NTRL /エヌ・ティー・アール・エル Bagus Musicを立ち上げた時の最初の方で紹介させていただいたNTRLですが、久しぶりにバンドとして集結!半分遊び(笑)、半分は久々にセッションしている様子がYouTubeにアップされています。 NTRLの記事はコチラ↓↓↓↓“インドネシアロック界随一の個性派パワー・トリオ/NTRL-エヌ・ティー・アール・エル” リーダーのOm Bagusは現在バリ島暮らし。そしてバリの仲間たちと新バンド:Jalan Tengahを結成し活発に動いていますので、「NTRLはどうなるんだぁ…」とヤキモキしていたファンも多かったことでしょう。 Jalan Tengahの記事はコチラ↓↓↓↓“バリ島発・男臭さとキャッチーさを兼ね備えたバンド/Jalan Tengah-ジャラン・トゥンガー” “バリ島の心優しき男達からのNew Video:Jalan Tengah-ジャラン・トゥンガー/Cincin Kayu-木の指輪” セッションの様子ですが、NTRLの愉快さ爆裂!「どんなんだっけ?」と曲を思い出しながら演奏しつつ、最後(3曲演奏)には「もうこれで満足したか?」と(笑)。なんとなく「ドリフに似てるな」と思った次第。 そんなアットホームでアコースティックなセッション動画、是非観てくださいませ♪※インドネシア語が分からない人でもこの3人の絶妙な空気感だけで笑えます❤️↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=yaJguUploDc Om Bagus (Vo/B)、Coki (G)、Eno (Dr)=NTRLこのトリオによる新作も早く聴きたいなぁ♫ NTRLのこれまでの作品は、デジタル・プラットフォームでも聴けますよ。是非聴いてみてくださいね〜! そして前回の記事にも書きましたが『NTRLの名曲:日本語バージョン (Music Video)』→私ばぐーす長谷川とNTRLのコラボですが、なかなか進まない(汗)。まぁ、そのうち完成すると思いますので、気長に首を長くしてお待ちくださいませ(笑)。 “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

まさかの…NAIF解散/正式に発表

昨年、2020年でバンド生誕25周年を迎えたNAIFですが、実は正式に解散となりました(というか”していました”が正しい)。 まだ実際にはメンバー間の思いなど片付いていない面もあるようですが(色々と事情があるんですよね)、バンドのフロントマンであるダフィッドが5月10日に自身のYouTubeチャンネルで「解散した」と発表しています。 実は昨年秋の段階でペペンとエミルが連続して脱退。”現バンドからひとりでも脱退したら解散する”とダフィッドは宣言していたようですが、様々な事情・各々の思惑があり発表を控えていたとのこと。 さらにギターのジャルヲが、5月20日にアップした動画でこの件について語っています。※彼は解散という重要な話し合いに参加もしていないしサインもしていないとコメントしてます パンデミックがもたらした悲劇...という訳ではありませんが、このコロナ禍がとどめを刺した形になっているのは間違いないでしょう。 私の親友であるペペンから詳しく話を聞こうとしましたが「話せば長いんだよ」と。”今はまだ聞かない方が良いな”と感じたので、この件の詳細について聞くのを断念した次第です。※いつか落ち着いたら聞こうと思ってはいますが しかし寂しいなぁ(涙)。個人的ではありますが、私のフェイヴァリット・バンドのひとつですから。彼らが存在したからインドネシアのバンドにハマっていったし、彼らが存在したから「音楽大国インドネシア」を意識するようになったし。 こうやって記事にするのもホントは悔しいです。いつもライブで大合唱になる(ダフィッドが歌わなくてもイイくらい・笑)この名曲が、彼ら4人揃った形ではもう聴けないのかと思うと...。 https://www.youtube.com/watch?v=6mh0S3NpO1M いつでも再結成してイイからね(明日でもイイよ、ホントに)。 “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫ NAIFに最大・最強の愛を込めて...❤️

2020年最も聴いた1曲♪私的注目度“1,2”を争う夫婦ユニット:IUSA-ユサ/Sounds Of The Rain (2020)

IUSA (AiU RATNA& JOSAPHAT KLEMENS)-ユサ 今さら感はありますが、昨年最も聴いた1曲をご紹介します。 先ず、ひとことで表現すると「センスめっちゃ良し」♪現在のインドネシア音楽シーンの中でもかなり注目されているユニットのひとつです。 2名体制のユニットでふたりは夫婦❤️ ギタリスト、コンポーザー、プロデューサー、自身で音楽レーベルも立ち上げているJOSAPHAT(通称:ジョー/略称JO)と、Cokelat(当サイトではまだ紹介していませんが、既にベテランのバンド)の現ヴォーカリストであるAiU(通称:アユ)のユニットです。※現在、AiUが妊娠中のため活動休止中 JOはKilling me Insideというバンドのギタリストとして2009年にメジャー・デビュー(2017年にAiUも加入)。 AiUは当時若者の間で絶大なる人気を誇ったバンド:Garasiで2006年にメジャー・デビューしています。しかしAiUは日本で活動するという夢を追い、2009年にGarasiを脱退。2010年に日本へ渡りイチから活動を始めていきます。そして渡日から1年以上経った2011年9月、“The_AIU”として日本でのデビューを飾りました! The_AIUのMusic Videoはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=J0CQaCmEwsE ということで、そんなふたりが本格的にユニットとして活動開始。2020年のパンデミックの中、6月にリリースした第一弾シングルがSounds Of The Rainとなります。 IUSA 1stシングルのMusic Videoはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=kOvOiE8LdEc そして冒頭の「センスめっちゃ良し」に戻るわけですが、贔屓目無しで最高かと。 都会的センス、サビ後のリフのフック、シンガロングできるキャッチーなサビと、素晴らしいとこだらけ!ヒット性もじゅうぶんにあって、これ、日本でも人気が出ると思いませんか? JOが「できれば毎月シングルをリリースしていきたい」と言っていましたが、前述の“オメデタ”等もあり、2ndシングルをリリースした後に活動休止。しかし新曲候補は既にいくつかあるようなので、活動再開したらアルバムができるかも!?期待して待ちましょう。 JOとAiUをインタビュー配信した動画はコチラ↓※27分23秒あたりまで声が小さくて聞きにくいです😂ご了承ください https://www.youtube.com/watch?v=m0lh-Nzrtfo そして、IUSA 2ndシングルのMusic Videoはコチラ↓※インタビュー配信時はまだリリース前でした https://www.youtube.com/watch?v=sP1dPlhxIqc IUSAの作品は全てデジタル・プラットフォームで聴けますので、是非聴いてみてください! “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

インドネシアのインディーズにハマってみよう!オルタナティヴ・ポップ・ロックとは?=Barefood-ベアフード/Milkbox (2017)

Barefood-ベアフード 当Bagus Musicでも既にいくつか紹介しているインドネシアのインディーズ・バンド/アーティストですが、皆さんかなりレベルの高い音楽を聴かせてくれます。 今回ご紹介するBarefoodも秀逸です!! ジャカルタ出身の男性2人組。 2009年、当時まだ高校生だったディット・プラッドウィト(ギター/ボーカル)と、ラクマッド・トリヤディ(ベース/ボーカル)の2人を中心に結成されました。結成から数年はドラムを含めたトリオだったようですが、途中からドラマーが抜け、その後は新規メンバーを入れず2人体勢で音楽を創ってきたようです。 結成してすぐさまインディーズにてEPをリリースしますが、学業優先のためか、2009年に1枚、そして2013年にも1枚というスロー・ペースで活動していきます。 そしてさらに4年後となる2017年、初のフル・アルバム:Milkboxをリリースします。 ただそれ以降〜現在までアルバム等作品のリリースは無し。 「もう解散したのかな?」 と思い調べてみると、ライブ活動は行っているので現役も続行中のバンドとなります。それは”邪魔な考えも余分な期待も抱えず自分たちの意向に沿ってかなりマイペースでやっている”という証かと。 1st EPのリリースからこれまでずっと、インディーズのファンからかなり高い評価を得ているバンドですし、2013年のEP:Sullenはインドネシア国内の音楽評論家達からも大絶賛を受けたバンドですから、必ずや次もやってくれるでしょう! 彼らの音楽はタイトルにもある通り「オルタナティヴ・ポップ・ロック」と呼ばれていまして、Dinosaur Jr.やWeezer、そしてThe Lemonheadsあたりの影響を受けた音楽だと思っていただければ間違いありません。90年代のギター・ポップ、パワー・ポップの世界を踏襲し、彼らなりに消化した元気でポップな音楽を聴かせてくれます。 YouTubeはコチラ↓手作り感満載のMusic Videoです(笑)。 https://www.youtube.com/watch?v=RGQ2i1GxSJs&list=RDEHE5LcIQ6Wo&index=4 コチラはアルバムのタイトル・トラック↓ https://www.youtube.com/watch?v=EHE5LcIQ6Wo&list=RDEHE5LcIQ6Wo&index=1 Barefoodの作品は全てデジタル・プラットフォームで聴けますので、是非聴いてみてください!絶対、日本でも人気が出ると思うけどなぁ〜♪ “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

ノスタルジーな名盤・名曲シリーズ:インドネシア三大ロック・バンド/DEWA-デワの5th作・Bintang Lima (2000年)

DEWA 19 /デワ・スンビランブラス※今回紹介する作品は“19”を取って「DEWA」と名乗っていた時代になります(ややこしいので以下全て“19”を付けて書きます・笑) 90年代以降の、インドネシアのロック/ポップスに少しでも触れる機会があったという方なら名前は聞いたことがあるであろうDEWA 19♪ それほど有名なバンドであり、90年代から現在にかけてのインドネシア・ポピュラー・ミュージックシーンの基本的スタイルを築いてきた大物中の大物です。 東ジャワの大都市:スラバヤ出身。1986年結成・1992年にアルバム・デビュー。2011年に解散しますが、その後、何度か再結成を果たしコンサートを行なっています。 何度かメンバーチェンジを行なっていますので、メンバーについては割愛させていただきますが、基本的にバンドを引率してきたのはリーダーのAhmad Dhani-アフマッド・ダニ。彼はキーボーディストでありプロデューサーであり曲のほとんどを書いている(1st、2ndアルバムに関しては初代ヴォーカリスト:Ari Lassoが曲の大半を書いています)バンドの中心人物です。 そんなDEWA 19の、私にとって“忘れ難き名盤”が2000年にリリースされ爆発的大ヒットを記録したBintang Lima(“五つ星”という意味)です。 ロックではあるが聴き心地の良いサウンド・重厚且つドラマティックなアレンジ・秀逸なメロディと三拍子揃った作品で、贔屓目無しで素晴らしかった!! 初めて聴いた時、「インドネシアにこういうバンドが居たのか!」と感動したのを今でも覚えています。 特にシンフォニック系のメロディック・プログレな作風である大ヒット曲:Mukadimah〜Roman Picisanは何度聴いても飽きない名曲♪↓↓↓↓↓↓↓↓YouTubeでご覧くださいませ♪ https://www.youtube.com/watch?v=JatwGCBZoI0 アルバムの中の1曲ですが、この曲も素晴らしい!↓↓↓↓↓↓↓↓DEWA / Hidup Adalah Perjuangan https://www.youtube.com/watch?v=zBWRcvXOvwE ミドルとバラードがほぼほぼ占めている作品ですが(インドネシアのロック/ポップス特有…というか東南アジア特有)、けっこう頑固な洋楽ロック・ファンにこそ聴いて欲しいなぁ。 もちろんSpotifyやApple Music等のデジタル・プラットフォームで聴けますので、是非聴いてみてください!! ちなみにですが、インドネシア三大ロック・バンドとはDEWA 19、GIGI、Slankを指します。GIGIとSlankに関しても追々記事に書いていきますね。 “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

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ROCK THE WEDNESDAY〜ポピュラー・ミュージック巡礼の旅〜第47回「インドネシアのインディーズを巡礼しようPart.5」4/24

ROCK THE WEDNESDAY〜ポピュラー・ミュージック巡礼の旅〜(FM那覇)毎週水曜日22:00〜オンエア 今週は月イチ(じゃない時もありますが)”インドネシア特集”!!今回はJazz・Soulな音楽でお届けします♪ 今回は冒頭で紹介した通り、ちょいとお洒落で癒されるインドネシアのインディーズ特集です!前半はインストゥルメンタル、そして後半は神々しいSoul Music✨ 来月5月は毎年行われている世界規模のビッグイベント:Java Jazz Festival 2024も開催されますし、そのイベントに見合う素晴らしいアーティスト/ナンバーを揃えました! そんな素敵な今週のラインナップはこちら↓↓↓↓◆BATAVIA COLLECTIVE – Joni Indo (2023年5月リリース / EP:BTVC)◆Arnando Putra & Frank Pattinasarany –...
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4月22日 ON-AIR【Do you know Indonesia?〜ばぐーすなインドネシアミュージックの世界 Vol.7】LOVE FM

毎月第4月曜日は↓↓↓↓”Do you know Indonesia?〜ばぐーすなインドネシアミュージックの世界〜(LOVE FM)”4月のオンエアは[4月22日(月)21:00〜]です!! 今回も聴きどころ満載でございます!素敵なインドネシアのポピュラー・ミュージック満載ですよ(喋りが長くなっちゃって短めにはなりますが💦)!! 当番組の名物コーナー「突撃テレフォンし隊」!!今回はEndah Widiastuti (Endah N Rhesa)にお話を伺っていきます。 インドネシアのインディーズ界を引率してきた超重要人物/デュオ:Endah N Rhesa夫婦デュオですが、その奥様の方、Vocal/GuitarのEndahをお迎えしていきます♪ 彼らが居たから、彼らが頑張ったから、今インドネシアのインディーズ界はメジャーと寸分違わぬ活躍が出来ていると言っても過言ではありません。 未聴の方に解説すると、基本ジャンルは現代的フォーク・ポップ。全ての楽曲が、とても優しい癒される空気を纏っていて、聴くものを選ばない世界共通の音楽です。 そんな癒され系音楽満載のデュオなんですが、ライブでは「おっ!なんかツェッペリンじゃん!!」的ロックな一面が見えたり/聴けたり、ご主人のRhesaがEndahの後ろから手だけを出してEndahが持つギターを弾くという飛び道具(二人羽織的な)で魅せたりと、スタジオ作とは違うエンタメ性抜群の演奏を聴くことが出来ます!! それにEndahのスライド・ギター!!!めちゃくちゃブルージーで凄まじくロック!!!またライブ観たいなぁ(日本で観れたら幸せ❤️)。 そんなEndah N Rhesaの凄さの秘密を、ほんの少しでも電話インタビューで紐解いていければと思っています! そして他ラインナップはコチラ↓↓↓↓・J-Rocks・Abih RV ということで、今回の放送もぜひぜひ聴いてくださいませ〜🎧 それから当番組、月イチ番組ではありますが、皆さまからのメッセージも募集しております!いつどのタイミングで送ってくれても大丈夫です。ご意見・ご感想等お寄せくださいませ。できましたら「Do you know Indonesia?」とか「ばぐーす長谷川」とか、なんなら「インドネシア」だけでもいいのでタイトルを付けてくれると助かります。LOVE FMの番組は全て同じメールアドレスになりますので、どの番組宛てか分かるようお送りください。宜しくお願いいたします。↓↓↓↓761@lovefm.co.jp LOVE FM...

ROCK THE WEDNESDAY〜ポピュラー・ミュージック巡礼の旅〜第46回「英国フォーク・シンガーの理想像:Sandy Denny特集」4/17

ROCK THE WEDNESDAY〜ポピュラー・ミュージック巡礼の旅〜(FM那覇)毎週水曜日22:00〜オンエア 今週は、4月21日に命日を迎えるSandy Denny / サンディ・デニーを特集していきます!!胸に染みるナンバーばかり...癒されていきましょう。 1978年4月21日、31歳という若さでお亡くなったサンディ・デニーThe Whoのピート・タウンゼントは彼女のことを「英国フォーク・シンガーの理想像」と言っていました。超有名なところでは、Led Zeppelinの名盤中の名盤:IVの1曲:「The Battle Of Evermore / 限りなき戦い」で、Robert Plant御大と一緒に歌っているお人でございます。ちなみにツェッペリンの作品で、ロバート御大以外のシンガーが出てくるのはサンディただ1人。英国で、どれくらいリスペクトされていたかが分かるかと思います。(The Whoの名作:Tommyのオーケストラ版の「It’s A Boy」もサンディです) 「三大英国トラッド/フォーク・ロックバンド」のひとつ:Fairport Conventionの2代目のシンガーで名を馳せ(その前にはThe Strawbsとの共演もありますが)、脱退後は恋人で、後の夫となるトレバー・ルーカスとFotheringayを結成。Fotheringay以降はソロ、そしてFairport...

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4月22日 ON-AIR【Do you know Indonesia?〜ばぐーすなインドネシアミュージックの世界 Vol.7】LOVE FM

毎月第4月曜日は↓↓↓↓”Do you know Indonesia?〜ばぐーすなインドネシアミュージックの世界〜(LOVE FM)”4月のオンエアは[4月22日(月)21:00〜]です!! 今回も聴きどころ満載でございます!素敵なインドネシアのポピュラー・ミュージック満載ですよ(喋りが長くなっちゃって短めにはなりますが💦)!! 当番組の名物コーナー「突撃テレフォンし隊」!!今回はEndah Widiastuti (Endah N Rhesa)にお話を伺っていきます。 インドネシアのインディーズ界を引率してきた超重要人物/デュオ:Endah...