Sambasunda/サンバスンダ
大所帯からの選り抜き5人による新感覚の伝統音楽に感動: Sambasunda Quintet-サンバスンダ・クインテット/Java-ジャワ (2011年)
Sambasunda Quintet-サンバスンダ・クインテット/Java-ジャワ (2011年) 今回は珍しく、トラディショナルに寄った音楽を紹介します。 先ずは簡単に、母体となるSambaSunda-サンバスンダの説明を。 SambaSundaは若手伝統音楽家として知られたIsmet Ruchimatを中心に1998年結成(IsmetはMick Jaggerのソロ公演に客演した経験もあります!)。 名前に“スンダ”とある通りスンダ地方=バンドゥン出身のグループで、10名以上の大所帯の新世代伝統音楽グループとして生まれました。 トラディショナルなスンダ音楽=ガムラン・ドゥグン、カチャピ・スリン、アンクルンをベースに、アフリカのジャンベやエレキ・ギター/エレキ・ベース等も使い、スンダのジャイポンガン、ジャカルタ発祥のクロンチョン、バリ島のクビャル、ラテン音楽のサルサ、時にはレゲエなんかも混ぜ合わせたモダンでワールドワイドな新・伝統音楽を創り「生きた伝統音楽のグループ」と呼ばれています。 インドネシアはもちろんですが、ドイツやイギリスでは独自のアルバムがリリースされるほどヨーロッパで人気が高いグループです。 今のところ最新作は、2017年7月にSambaSunda結成25周年となる“Taramurag-The Story Of Rangkay”をリリースしています(これもかなり久々の作品でしたが)。このアルバムは総勢32名の音楽家が参加!スゴイな、しかし…。サウンドもさらにモダン化していて、“モダン・エスニック・フュージョン”状態♪是非こちらも聴いてみてください! そして本題となるSambasunda Quintetですが、アルバムはインターナショナル盤であり、イギリスのレーベルからのリリースです。 大所帯の本体:SambaSundaから選り抜いた5人編成で、母体のグルーヴィーなサウンドとは異なるしっとりとした新感覚な伝統音楽に仕上がっています(歌はこのクインテットのみに参加している妖艶なNeng Dini Andriati)。 トラディショナルなトゥンバン・スンダ(カチャピ・スリンをメイン伴奏とした古典の歌曲です)をベースに、細部で多くの新たな試みを施しています(例えばトゥンバン・スンダでは使用しない打楽器:クンダンを使用したり、オリジナルの曲がアイリッシュ的だったり)。 アルバム10曲中3曲がリーダー:Ismetらが作った曲。他は伝承曲をモダンにアレンジした内容になっています。 それでは聴いていきましょうアルバムのオープニング・トラック↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=vC4eSThYnR0 アルバムとは違うバージョンで、ビデオ撮影用に演奏したもの(アルバム・リリース後のUKツアーに向けて作られたようです)。シンデン(ボーカル)もアルバムとは違い、SambaSundaのメンバー:Rita Tilaが歌っています。 次は西洋の旋律を混合させた癒しの1曲(オリジナル曲)Music Videoはありませんのでオーディオで↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=X8peSS5JEEc ヴァイオリンを使ったアイリッシュ・ミュージック風味を効かせたインスト・ナンバー(中盤からスンダなスタイルに)。とても明るく聴きやすい1曲です。 そして、私の大好きな1曲はコチラ↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=R6eUfhTdZ5U この“Jaleuleu Ja”はインドネシア語ではなくスンダ語なので全く分かりませんが、アルバムのライナーノーツには“一緒に遊びましょう”と書かれています。ホントかな?※ちなみに最初の動画の曲のタイトルにある“Sapasi”もスンダ語です(Bulanは月) そして、ラストは前述のSambaSundaの最新作から聴いて/観ていきましょう↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=LXnDErFn5Xo そしてオマケ(くどい…笑)SambaSundaの初来日公演用(2008年)に編集された、アムステルダム・ルーツ・フェスティヴァルの様子↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=q-x-u8suuIE 伝統音楽はあまり詳しくないのですが、たまには良いでしょ?癒されます❤️ SambaSunda Quartet、そしてSambaSundaの作品はデジタルプラットフォームでも聴けますので、是非聴いてみてください。 “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫
Edane/エダン
LAメタルを彷彿とさせるインドネシア・メタル界の名作:Edane-エダン/Jabrik (1994年)
Edane-エダン/Jabrik (1994年) 90年代初頭のインドネシア・ロックとヘヴィ・メタル・シーンの黄金期に生まれ、メインストリームなメタルのスタイルを確立したバンドです。 そういった音楽性を持つバンドには珍しく、インドネシアで権威ある賞:AMI (Anugerah Musik Indonesia) Awardsで“最優秀ロック・アルバム”を受賞しています(2010年のアルバム:Edan)。 ということで、インドネシアのメタル・シーンの中で最も影響力を持つバンドのひとつと言えますね。 今回、私が推す作品は彼らの初期作/2ndアルバム:Jabrikですが、先ずは簡単にバンドの略歴を紹介します。 Van HalenやAC/DC、RATT、Pantera等からの影響を受けたEdaneは、1992年5月にアルバム・デビュー。そのたった2ヶ月後にはブラジル出身で世界的人気バンド:Sepulturaのインドネシア公演オープニング・アクトを務めます。その勢いで一気に高い評価を得ることとなり、デビュー間もないバンドがインドネシア・メタル・シーンの先頭に立ったのです。 しかしこのバンド、メンバー・チェンジが激しく(特にボーカル)、2005年にはバンド結成当初のオリジナル・メンバーはリーダー:Eet Sjahtanie (G)とFajar Satritama (Dr)のふたりのみになってしまいます。それまでも脱退劇は繰り返されてきましたが、とうとうここでバンドは活動停止状態に。 しかし5年後の2010年、バンドは不死鳥の如く甦ります!そして、現在までインドネシア・ロック界の第一線を走り続けているのです。 ちなみに彼らのファンは”Edane Freaks”と呼ばれ、インドネシア全土で大きなコミュニティを形成し、SNSを使って独自の情報発信を使ってバンドを盛り上げていると言われています(Grateful Deadみたいな感じですね)。 それでは2ndアルバム:Jabrikから1曲聴いて/観ていきましょう↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=7S40QRvQO5Y この頃のボーカル:Heri Batara(最も長い期間Edaneに在籍)の歌い方/声がStephen Pearcyにどことなく似ていることもあって、とてもRATTな感じに聴こえます♪ 同じくアルバム:Jabrikからもう1曲↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=87SO0NdJ3f4&list=PLu1EoG6_nCLBYmasTFnEg5YbyRoj3L_IR&index=3 いやぁ、リーダー:Eet Sjahtanieはエディに似てるなぁ(服装や仕草も・笑)。 80年代のLAムーブメント、いや、それ以前のVan Halenあたりから好きな人であれば確実に“どストライク”なサウンドですので、是非聴いてみてください。もちろんEdaneの作品はデジタルプラットフォームで聴くことができます。※Apple Musicは2002年リリースのアルバム:170 Volts以降の作品しかありませんが、JabrikはSpotifyで聴けます ちなみにここ最近は、NTRL/Jalan TengahのOm Bagusをゲストに迎えてのシングルが話題になりました(2020年8月リリース)。↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=0qU3eEAtGaM ※インドネシア語ひとくちメモ:Bangsat=“このやろう”的な意味+Si=“ちゃん”とか“君”という感じで名前の前にも使いますが“〜の奴”的な感じでも使われますので“下衆(ゲス)な奴”とか“最悪な奴”などそういう意味かと Om Bagusはどこにいるんだ?と思いながら観ていると、0:54あたりでやっと一瞬映る。演奏も何もやってない(笑)。その後は10秒前後の間隔で、元気に“暴れてる”Bagusさんが観れます(でも暴れてるだけです!)。そして、ラスト4:05からやっと(アカペラで)歌うBagusさんが…確かにコラボではあるけどねぇ(苦笑)と思いきや、この曲、Om BagusがEdaneに提供した曲なんです(作曲はEet Sjahtanieとの共作)。こういう形のコラボもなかなか面白いですね♪ インドネシアのメタル界も目が離せません!! “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫
TOXIC/トクシック
インドネシアのインディー・ロックを聴こう/ Malody+Sony (J-Rocks)+Axel (Cokelat)のトリオ:TOXIC-トクシック
TOXIC-トクシック インディー・ロックと言ってもメジャー・バンドのメンバーによる別プロジェクト。 J-RocksのSony Ismail(G)、CokelatのAxel Andaviar(Dr/Synth/Programming)、そしてAxelの奥様Melody Alcassia (Vo)によるトリオで、“やりたい時にやる”スタイルで比較的ゆったりと活動しています。 ですので、オリジナルによるシングルも現時点で2曲しかリリースされていません。 もともとは、2014年にAxelと彼の父:Ovy/rifのふたりにより“TOXIC TWINS”として活動開始。その後、Sonyが加入し、最後にMelodyが加入。現在のTOXICが完成します(他コラボやゲストが参加するスタイルをとっているので、それをTOXIC TEAMとも呼びます)。 実はTOXIC、2016年の末日〜2017年のお正月にかけて来日公演も果たしています。私がイベント・オーガナイザーとしてインドネシアのバンドを日本に呼ぶお手伝いをした最初のバンドでもあります。 音楽性としては、ヘヴィなサウンドとプログラミングによるEDMをバックに、キャッチーでフックありまくりのメロディが乗るスタイル。かなりメインストリームな音楽性となります。ただ、サウンドがけっこうヘヴィなので、聴かず嫌いなリスナーも多いのでは?とのこと。 もちろん好み=好き/嫌いは人ぞれぞれですが、私的には「めっちゃ才能あるなぁ〜、カッコいいわぁ」と感心することばかり。ホント、センス良いと思います。 前述した通り、オリジナル曲(シングル)は2曲のみですので、YouTubeで聴いて/観てみてください。特に最新(と言っても2019年の秋リリース)シングルは秀逸!私のラジオ番組でもヘヴィロテでかけまくりました♪↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=L51UaB4PfhI そして、2017年リリースのもう1曲はコチラ↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=jpEbNAl9B8c DIIVIDEとのコラボですが、DIVIDEのクリーンVo:Udaの声が個人的にめっちゃツボでして(笑)。 この曲もディレクターに渋い顔をされながらもラジオ番組でヘヴィロテでかけまくった次第です(FMラジオではあまりスクリームVo←デスボイス系は好まれないので)。 カバー曲もいくつかYouTubeにアップされていますし、オリジナル曲はデジタル・プラットフォームで聴けますので、是非じっくりと聴いてみてください。 ちなみに“Promise”の方は日本語の歌詞を(私が)作りましたが、パンデミックにより録音までいけず現在もペンディングのまま。いずれは完成するでしょうから(笑)、完成しましたら宣伝しまくりたいと思います。 日本とインドネシアを音楽で結ぼう!! “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫
Melly Goeslaw/メリー・グスロウ
メリーはデュエットがお好き!?インドネシアン・ポップ|ロックの最高峰:Melly Goeslaw-メリー・グスロウによるデュエット曲のみを集めたベスト・アルバム/Balance (2013年)
Melly Goeslaw-メリー・グスロウ/ Balance (2013年) 当サイトの初期の方で、Melly Goeslawとご主人:Anto Hoedによるバンド:Potretを紹介しているので、まだ読んでいない方はそちらも併せてご覧ください。↓↓↓↓インドネシアン・ポップ/ロックの最高峰:Potret-ポットレットのベスト盤 そしてこちらは、Melly GoeslawとAri Lassoのデュエットによる名曲中の名曲を紹介している記事。こちらも是非、併せてご覧ください(Melly Goeslaw関連、既に2回も記事にしてたんですね・笑)。↓↓↓↓ノスタルジーな名盤・名曲&デュエットシリーズ:永遠の名曲/Melly Goeslaw feat. Ari Lasso-メリー・グスロウfeaturingアリ・ラッソ/Jika-ジカ センス/楽曲の良さ、洗練された無駄の無いアレンジはインドネシア音楽界随一で、Melly節とも言えるメロディで数々の名曲/ヒット曲を創り上げてきたお人。 他色々とMellyの音楽について書きたいのですが、前出の記事×2にて既に色濃く書かせていただきましたので、今回はMusic Videoを中心に紹介します。 先ずは、Melly & Antoの夫婦デュエット曲堂々とアルバム:Balanceのオープニングを飾っています(しかし仲良しだなぁ・笑)!YouTubeはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=f9LQvPZKico お次はインドネシア・ポップス2大女帝によるデュエット曲↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=D-wm4-mit-M キャァーーーー!出ました!!いくつになっても美人:Krisdayanti-クリスダイアンティ❤️ そして楽曲は”これぞMelly節”♪この曲/メロディ/スタイルは既にインドネシア・ポップスの王道。多くのフォロワー(曲想という意味でも)を生んだ名曲だと思います。 そしてコチラはマレーシアのシンガー:Yusry Abdul Halimとのデュエットです↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=P-30I9wak-w さらにこちらは”映画:Eiffel…I’m In Love”のサウンドトラックでヒットを記録したナンバーデュエットのお相手はThe KadriJimmoのJimmoです(私、このバンドも大好きです)↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=M-45rktjlVU まだまだ聴いて/観て欲しいMellyのデュエット・ナンバーはありますが、今回はこのへんで。これら全て(以前紹介したJika含め)のMusic Videoがあるということは、その全てがシングル/推しの1曲ということ。デュエットの女王(笑)?と言うより、やはりMellyさんは『ヒット曲製造マシーン』なんですね。 Melly Goeslawのアルバム:Balanceはデジタル・プラットフォームでも聴けますので、是非聴いてみてください! “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫
Rad Rat/ラッド・ラット
インドネシアのインディー・ロックを聴こう/ FLEUR!のフロント:Tanyaの別プロジェクト“Rad Rat”が新曲をリリース
Rad RatのNewシングル:Ola そもそもRad Ratって?FLEUR!-フルールのG/Vo:Tanya DitaputriとMonkey To MillionaireのG/Vo:Wisnu Adjiのふたりによる男女混合デュオです。 FLEUR!を知らないという方はコチラの記事も併せてお読みください。↓↓↓↓“インドネシア発・レトロでキャッチーなガールズR’n’Rバンド/FLEUR!-フルールの新作♪” インドネシアのインディー・ロック・シーンに詳しい人でも知らないかも…なバンドですが、それもそのはずまだ始動したばかり。 正直、このプロジェクトに発展した経緯等は分かりませんが(このふたり夫婦だったかな…確か)、FLEUR!やMonkey To Millionaireには無い音楽性を探求していくためのプロジェクトだそうです。 2021年1月20日に1stシングル:Marionettesでデビュー。 そして、来たる2021年6月27日に2ndシングル:Olaがリリースされます。 日本のインディー・ロック・ファンの皆さまに伝えたい。このふたりの世界観/サウンドはかなりカッコいいです! 私は個人的にFLEUR!が大好きなので(このバンドも2020年3月デビューなのでまだ1年と少ししか経っていません)、そのメンバーのプロジェクトとなれば当然追い掛けます(笑)。 とは言っても、1stシングルをサラッと聴いた時点ではそんなに興味を持てなかったのも事実。しかしその後、YouTubeにアップされたMarionettes のLiveを観て「カッコいいじゃないか!」と、コロッと変心したというわけです。 ちなみに、Marionettes (Live Version)は2021年4月20日にシングルとしてリリースされました。リリースに先立ってアップされたのがその「カッコいいジャないか」のライブ(笑)コチラ↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=HgWE8TAt7Wk そして、次の日曜日|6月27日にリリースされる(この記事は6月24日に書いています)2ndシングル:OlaのMusic Videoはコチラ↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=dQu-eLdDJr8 一時期の”渋谷系”に通じる音楽性を持ったナンバーですね。 そして、FLEUR!以前のTanyaの弾き語りライブも聴いて/観てみてくださいこの世界観、めちゃくちゃ良い!ジャズの素養を持つTanyaによる8曲、歌もアコGも聴き応えじゅうぶんです♪↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=fkV0OyGMPPE そして、弾き語りライブでも歌っているTanyaのシングル:Homeless (2015年リリース)↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=VH9DDmCWHpQ どれもこれも、贔屓目無しでかなりカッコいい!! Rad Ratの全シングル、そしてTanyaのシングル等も、デジタル・プラットフォームで聴けますので是非聴いてみてください。 今回はTanyaを中心に紹介してきましたが、相方:Wisnu Adji (Monkey To Millionaire)に関してはまた別の機会に紹介していきたいと思います。 “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫
Bonita & The Hus Band/ボニータ・アンド・ザ・ハズバンド
“小さな奇跡〜大きな愛”すべての音楽ファンに捧げるスピリチュアルと自然を感じる名作:bonita & the hus BAND-ボニータ&ザ・ハズバンド/Rumah (2016年)
bonita & the hus BAND-ボニータ&ザ・ハズバンド 実は、この10年の中で私の最もお気に入りのひとつ:bonita & the hus BAND♪ ジャカルタのバンドで2009年結成。 メンバーはBonita(インドネシアの歌手:Koes Hendratmoの娘・Vo)とPetrus Briyanto Adi (Bonitaのご主人・G)、Bharata Eli Gulo (Dr/Percussions)、Jimmy Tobing (Saxophone)の4人組で、中心人物のBonitaは2003年に1stソロアルバム、そして2009年に2ndソロアルバムをリリースしています。 2009年結成なので既に12年が経過したバンドではありますが、アルバム・リリースはまだ2枚のみ。ただその両アルバム共に、最高傑作と呼ぶに相応しい完成度なのです。 今回は2016年末にリリースされたアルバム:Rumah-ルマー(日本語で家)の紹介として記事を書いていますが、聴く人を選ばない秀逸なポップス/フュージョン/ソウル作である1stアルバム:Small Miracles (2014年リリース)から聴くことをお勧めします。 Small Miraclesを聴いて「イイね!」と思った方なら基本的に次作:Rumahも気に入ってもらえると思いますので。 ということで、先ずはSmall Miraclesの中から1曲YouTubeはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=JJZXTIfUZms そして、もう1曲。曲はもちろんのこと、Music Videoの内容も素晴らしいので聴いて/観てみてください↓ https://www.youtube.com/watch?v=DGU1I37djZs ちなみに、アルバム:Small Miraclesの中で私の最も好きなナンバーは“God...
Gen 98.7 FM/ゲン・エフエム
インドネシアのFMラジオ曲/Gen 98.7 FM (Generasi Suara Musik Indonesia)-ゲン・エフ・エムが面白い!
Gen 98.7 FM (Generasi Suara Musik Indonesia)-ゲン・エフ・エム たまにはFM局等の紹介もしたいと思います(一応、私もラジオDJですので)。 大きいも小さいも含めジャカルタに在るFM局ってかなりの数にのぼるのですが、その中でもYouTubeと連動させてスタジオライブ等をアップしている局って、もしかしたらこのGen FMと他数局だけかと(私が調べた限り=当社比・笑)。 もちろんYouTubeチャンネルを持つFM局はあります。そしてスタジオライブをアップしている局もいくつかありますが、Gen FMは出演するアーティストやライブの質が高いので、最近のインドネシアの音楽を調べる際に思わず観てしまいます。 例えば、最近アップされていた(6月21日時点での最新動画)大人気シンガー:Raisa-ライサのスタジオライブ♪ YouTubeはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=A919w1Ruicw 他にも(約1年半前の動画ですが)JKT48の握手会イベントを取材している動画がけっこう面白い(笑)。 https://www.youtube.com/watch?v=xXAEGnkm414 ↑↑↑↑JKT 48のメンバーと握手する費用は毎秒掛かるのか?という意味。日本と仕組み/ルールが同じかどうかは知りませんが、動画の中で握手会に突撃するGen FMのDJ:Olga(女性)が握手部屋に入るところで「やっぱりストップウォッチ使うのね」と(笑)。 こういった内容の動画も充実していますし、他企画モノも観てて飽きない!とても質の高いエンターテインメント・チャンネルになっています♪ ちなみに本体であるラジオ番組は、世界中どこに居てもGen FMのサイトから聴けます。↓↓↓↓ Gen 98.7 FM (Generasi Suara Musik Indonesia)-ゲン・エフ・エム ※ページ右上“Streaming Radio”の下にプレイボタン(NOW PLAYINGとあります)があるのでそこをクリック。そうすると別でストリーミングのページが立ち上がります。 ※ストリーミングのページを少しスクロールすると真ん中に“プレイボタン”があるのでまたクリック。これで聴けます。 インドネシア語が分からなくてもきっと楽しめます!皆さんも是非聴いてみてください。 “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫
Puti Chitara/プティ・チタラ
深淵なる音楽の魅力・美学を感じさせてくれる才女/Puti Chiatara -プティ・チタラ
Puti Chiatara -プティ・チタラ 美しい自然界と調和したかのような癒しの頂点と言える音楽を聴かせてくれる才女(というのは言い過ぎでしょうか?)。8割方ピアノの弾き語りで占められた作品をリリースしている女性シンガー・ソング・ライターです。 シンガポールで生まれ、12歳の時にインドネシアへ(でもインドネシア人ですよ)。 幼い頃から音楽の英才教育を受けてきており、なんと日本の立命館アジア太平洋大学に音楽留学もしていました(比較音楽学:Comparative Musicology専攻とのこと)。 そして彼女は、日本滞在中にプロとして音楽の道を進むことを決意します。 決意した後は行動あるのみ。日本での数々のイベントに出演したり、作曲家としてのオーディションに挑戦したり、Sony Music Japanが主催するオーディション企画「トビラボ」に挑戦してファイナリストに選ばれたり、他2009年に開催されたMYSPACEによるUtadaカラオケコンテストにて特別賞も受賞した経験の持ち主です。 その後2010年にインドネシアへ帰国し、一度は大使館の仕事に就きますが間もなくして音楽活動を再開。ソロとしてのデビュー作:Sarsaparilla Dreamを2013年にリリースします。 そのすぐ後の2014年にはBarasuaraというバンドにヴォーカルとして加入し、ソロとバンドを両立して活動をしていきます。 そして、2ndアルバム:Goodnightを2016年にリリース。 私はこの作品でPuti Chitaraの音楽に初めて触れたのですが、自分の心の深い部分に響くような感覚を覚えノックアウト(笑)。一気に彼女の音楽にのめり込んでいきます。 その後、数曲のシングル・リリースを経て、昨年2020年12月末にReminisceという6曲入りEPをリリース。もちろんこの作品も前作:Goodnightに負けず劣らずの仕上がり。 と、かなり褒めてきましたが、先ずは名盤:Goodnight収録の1曲を。 YouTubeはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=fW-GgbZjC68 そして、新作:Reminisceからはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=toeQzBGwIgo もうこれはカーペンターズの世界♪もっと深淵な雰囲気のナンバーもありますが、比較的キャッチーな曲を選んでみました。 ということで、アルバムやEPを通して全曲聴くとどうなのか?デジタル・プラットフォームでも聴けますので、是非ご自身で聴いて確認してみてください! “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫
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