今回も秀作・良作な洋楽ロック系の新譜を紹介していきます。
1986年デビュー。
オルタナ・カントリー/ルーツ・ロック系の雄として愛されるミネアポリスのバンド。
コチラ↓
The Jayhawks / XOXO (2020)
■オルカンの雄の挑戦は続く
オルタナ・カントリー・シーンの(既に)大御所:The Jayhawksの11th作。
Mark OlsonとGary Lourisの二枚看板時代に多くの名作を残してきた彼らですが、Mark Olson脱退後は迷走していましたね。
私はこのバンドの全てが好きなので聴き続けていましたが、“素晴らしい曲もあるがアルバムとしては平均点程度”というのが通常の評価でした。
しかし、その迷走を断ち切ったと言えるのがこの作品でしょう。
Gary Lourisのみならずメンバー全員が創作に関与し、Voも分け合うスタイルへと移行したことが功を奏しています。
それによりバラエティーに富んだ内容となり(オルカンから少し離れた曲想も出てくるが)、アルバムトータルでの完成度で勝負を賭けてきたように感じます。
これからのThe Jayhawksは、オルカンに囚われないバンドへとさらなる成長を遂げるのかも…といった期待の持てる秀作です♪