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インドネシア初の国営レコード会社ロカナンタ・スタジオ/ロカナンタ・レーベルとルマジャ・バハナ:Tentang Lokananta & Remadja Bahana

今回は、インドネシア初の国営レコード会社:ロカナンタ・スタジオ及びロカナンタ・レーベルと、そのロカナンタへ訪れた際に購入した素晴らしい作品についてお話します。 インドネシア音楽の「大きな博物館」と称されるロカナンタは、インドネシア国立放送局”Radio Republik Indonesia”:通称RRIによって1956年、中部ジャワのソロに設立されます。既に音楽制作は行っておらず、所有する膨大なカタログをデジタル化し、復刻盤をリリースするようになりました。 設立以来、録音された曲は約5,600曲ということですので、CDにするにもかなりの量になります。 ただ「私もロカナンタからCDを購入しようかしら」と思っても、大量の注文が見越せないという理由だと思うのですが、ロカナンタに訪れてくれた人=マニア・愛好家のためのサービスということで、その場で注文されたらその音源(アルバム)をCD-Rに焼くというスタイルを取っています。もしくはワールド・ミュージックのCDを販売しているウェブサイトから購入しなくてはいけません(日本のサイトにもあります)。しかしどちらにしろ注文方法は同じであり、現物は「CD-R」となります。 例えCD-Rでもそれが正規品ですし、マニアにとっては涎モノ。かつての素晴らしい音楽をマスター音源から正式にCDにしてくれますし、世の中にはほとんど出回っていないCDということになりますので、特別感も半端ないです。 私は2015年にロカナンタを訪れ、かなりの量を購入しました。数えていませんが、多分、7-80枚は購入したかと思います(笑)。その中には、まだアーカイビングされていないモノもあり、私から発注を受け、マスター・テープの確認をして初めてデジタイゼーションを行い、CD-Rに焼くという作業をしてもらいました。 手に入れた時は嬉しかったなぁ♪ そんなロカナンタの歴史の中でも最重要な女性歌手がワルジーナです。実際に彼女はミュージアム化している現在のロカナンタでも大きく紹介されています。 ロカナンタに残された音源はポップス(俗に言う歌謡曲)、クロンチョン(世界最古のポピュラー・ミュージックと言われてます)、ムラユ音楽、ジャズ、童謡、地域・民族単位の音楽、さらにはガムランに至るまで、ジャンルはきわめて多岐に渡っています。 インドネシアの遺産であるそれらの音楽を倉庫の中に眠らせておくのはもったいない!と数名の有志が集まってロカナンタの倉庫に眠っている原盤を掘り起こし、デジタル音源に転換して無料でアクセスできるようにした【Irama Nusantara/イラマヌサンタラ】というサイトもありますので、興味のある方は一度覗いて(聴いて)みてくださいね。 Irama NusantaraのURLはこちら→http://iramanusantara.org/ このサイトはインドネシアの懐メロの宝庫であり、既に1,100を超えるタイトルが楽しめる状態になっているようです。この有志たちの趣味趣向を活かした内容になっているのでインドネシアのポップスが優先されていますが、他ジャンルもチラホラと混じっていますので、ポップス以外を聴きたい方は根気よく探してみてください。 近年は若者を中心にしたロカナンタ・プロジェクトが発足されたり、2000年以降にデビューしたバンドらが立ち上がり、ロカナンタ・スタジオでレコーディングするというプロジェクトもありました。そういった事例はまだまだ僅かではありますが、歴史の中に埋もれないようにしようという活動には胸が打たれます。 〜ロカナンタと伝説の音楽家たち〜 ロカナンタからリリースされた作品には、伝説的な音楽家たちの作品がワンサカとあります。 例えば... Gesang、Bing Slamet、Waldjinah、Titik Puspa、SamSaimunなどなど。 上記名前を見て「あっ、知ってる!」と思った方はかなりのマニア確定ですね(笑)。 私は上記名前にある中で言えば「Waldjinah/ワルジーナ」さんが大好き!ロカナンタで購入したCD-Rの6割はワルジーナさんのアルバムでした。 ※ワルジーナさんは日本のワールド・ミュージック関係の中でも有名で、日本でレコーディングされた作品もありますが、ロカナンタで手に入れられる作品はもちろん別格!まだ若き日の素晴らしい歌声が聴ける作品ばかりです♫ ということでここらでひとつ、ロカナンタから手に入れた作品をご紹介します。 今回紹介するのはワルジーナさんの作品ではなく(ここまで言っておいて・笑) Remadja Bahana /ルマジャ・バハナ 正直、Remadja Bahanaのバイオが存在しないので何も説明できないのですが、トリオ編成で、ロカナンタの中でも古いバンドのひとつということでした(ロカナンタのスタッフ談)。 私が訪れた時にはまだアーカイビングされていない作品だったので、レコード・ジャケットを手に取って「これを聴いてみたい!」とスタッフさんにお願いしてレコードを聴かせてもらい、一発で気に入ったバンドです。 そして、その場でデジタル化/リマスターしていただき、CDにて購入させていただきました。 YouTubeチャンネル:Bagus Music(旧名:ロック向上委員会ドットコム)にて、Remadja Bahanaについての動画をアップしていますので、是非一度観てみてください!曲も聴けますよ〜!! https://www.youtube.com/watch?v=ocgbGTV5Aqw 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

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