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度重なるメンバーチェンジに影響されつつも大御所たる作品を生み出し続けるバンド/Cokelat-チョクラッ

Cokelat-チョクラッ ↑Cokelat=チョコレートという意味。もちろんバンド名です(笑)。 タイトルにある通りメンバー・チェンジが多く、特にフロントマン(ウーマン?)の交代に翻弄されてきたバンド。そういった理由でこのバンドの紹介は避けていたのですが(複雑になるので)、そろそろ書かないといけないですね。 1996年バンド結成。アルバム・デビューは2000年。 最初の全盛期はやはりKikan-キカンがボーカルを務めていた時期でしょう。特に2001年リリースの2ndアルバム:Rasa Baruやシングル:KarmaおよびLuka Lama、そして続けてリリースされたシングル:Bendera-ブンデラ(旗←インドネシアの国旗のことを歌ってます)が大ヒットを記録し、インドネシア国内で一気にトップバンドへと上り詰めた時期です。※Benderaはインドネシアで国民的人気を誇るバンド;Sheila on 7のEross Candraが書いた曲です YouTubeはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=kLqToCKVnzI その後、定期的に作品をリリースしていきますが、2010年、バンドの顔であるKikanが脱退。さらに同年、2人目のドラムを務めたErvinも脱退。さらにKikanの次のボーカル:Siti Sarah Hadjuも1年そこそこで脱退し、バンドは厳しい時代へと突入してしまいます。 そしてバンドは次なるボーカルにJackline Rossyを迎え安定を図っていきますが、2014年には3人目のドラム:Ottoが脱退。ドラムに正式メンバーを迎えないまま2018年まで活動。そして2019年、ボーカルのJackline Rossyが脱退となります。 ねっ、メンバーチェンジ激しいですよね(涙)。 で、やっと近年の動向ですが、2018年からドラムにAxel Andaviarを正式メンバーとして迎えます(Axelは/rifのギタリスト:Ovyの息子で現在28歳の若きプレイヤー)。ここからCokelatの活動は地に足のついた安定感が甦ってきます。 そしてボーカルに、日本でも活動歴のあるAiu Ratna-アユを迎えたのです。 ※Aiu Ratna (AiU)とJOSAPHATの夫婦ユニット:IUSAについての記事も読んでみてください AiU加入後の最新シングルはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=OomDFov08wA もともと個性的でキャッチーな曲を書くバンドですが、久々に緊張感溢れるシリアスでカッコいいナンバーを出してきましたね〜♪ ただ、ここへきてAiUは活動休止に入ります(涙・でもオメデタなので許してね❤️)。 どうする、Cokelat? と、ファンの方は心配しているかと思いますが、あくまでAiUはお休み中ということで、彼女が復活するまでの間、ゲストボーカルを迎えて活動していくことになりました。 そのゲストボーカルを含めた新しい幕開けとなる活動として“Coketal x Astrid-Live Studio Session”と題して、明日6月16日夜、YouTubeにアップされます。※次回、当サイトのニュースリリースで再度お知らせします ということは、ゲストボーカルはAstridということになりますね。 Astridを知ってる方にとっては「おぉー」な人選かと思いますが、この記事をご覧の多くの方は知らないと思いますので、彼女の初期のヒット曲を聴いてみてください。↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=Gl8sFAsaZYw 私はね、AiUが加入した時点から「Cokelatはここから第二の全盛期に入るのでは」と考えていました。前述しましたが、AiUのボーカルによってバンドが”地に足の着いた感じ”になったのは間違いないからです。全盛期のような大ヒットを飛ばすような動きがあるかどうかではなく、ロックバンドとしての安定感や重みがこれまでのCokelatとは違うからです。 何にしても、まだまだ目が離せないのは言うまでもありませんね! しかし、今回の記事はいつもより長くなったなぁ(笑)。 “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

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ROCK THE WEDNESDAY〜ポピュラー・ミュージック巡礼の旅〜第46回「英国フォーク・シンガーの理想像:Sandy Denny特集」4/17

ROCK THE WEDNESDAY〜ポピュラー・ミュージック巡礼の旅〜(FM那覇)毎週水曜日22:00〜オンエア 今週は、4月21日に命日を迎えるSandy Denny / サンディ・デニーを特集していきます!!胸に染みるナンバーばかり...癒されていきましょう。 1978年4月21日、31歳という若さでお亡くなったサンディ・デニーThe Whoのピート・タウンゼントは彼女のことを「英国フォーク・シンガーの理想像」と言っていました。超有名なところでは、Led Zeppelinの名盤中の名盤:IVの1曲:「The Battle Of Evermore / 限りなき戦い」で、Robert Plant御大と一緒に歌っているお人でございます。ちなみにツェッペリンの作品で、ロバート御大以外のシンガーが出てくるのはサンディただ1人。英国で、どれくらいリスペクトされていたかが分かるかと思います。(The Whoの名作:Tommyのオーケストラ版の「It’s A Boy」もサンディです) 「三大英国トラッド/フォーク・ロックバンド」のひとつ:Fairport Conventionの2代目のシンガーで名を馳せ(その前にはThe Strawbsとの共演もありますが)、脱退後は恋人で、後の夫となるトレバー・ルーカスとFotheringayを結成。Fotheringay以降はソロ、そしてFairport...
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月刊Bagus!Vol.14 (ロック/ポップスDJ&トーク)は「英国産スワンプ〜Swamp Rockを英国へ持ち込んだ男達〜」4月17日(水)@LIVE BAR・雷神

毎月開催のイベント:月刊Bagus!でございます。毎月テーマを決め、素晴らしきロック/ポップス達を大音量でお届けして皆さまを素晴らしき音楽の世界へと誘っていくスタイルのイベントです! 今月は基本に立ち返ってみようか...ということでコチラがテーマ♪↓↓↓↓ 今回は(私個人的にも)初心にかえって『Swamp Rock』しかもレオン・ラッセル率いるLAスワンプではなく、デイヴ・メイスン、エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスンが英国へ持ち帰ったところから始まった”英国スワンプ”をテーマにしました♪ 日程:4月17日(水)会場:LIVE BAR・雷神時間:Open 19:30  Start 20:00料金:¥1,500(+1ドリンク)月刊Bagus! Vol.14のテーマ:英国産スワンプ〜Swamp Rockを英国へ持ち込んだ男達〜↓↓↓↓◆Live Bar・雷神:イベント・スケジュール(2024年4月)はコチラ お店に来れない・時間が無い・遠方の方の為に”ツイキャス・プレミア”配信もあります!! LIVE BAR・雷神ツイキャス・プレミア配信料金 ¥1,000※アーカイブは2024年4月21日日曜日23:59まで視聴可能です↓↓↓↓◆ツイキャス・プレミア配信チケットはコチラ 冒頭で「初心にかえる」と書いていますが、よく考えたら月刊Bagus!ではスワンプをテーマにした特集は1度もやってなかったですね(笑)。 Swamp Rock/Swamp Music:R&B, Gospel, Countryといった米ルーツ音楽が、黒人・白人の垣根を越えて混ざっていった音楽、それがサザン・ソウルやスワンプ・ミュージック。ブリティッシュ・ビート(インヴェイジョン)、サイケデリック・ムーヴメントが終焉を迎え、多くのミュージシャン/バンドが目指した先、それが古き良きアメリカ音楽への回帰。そのルーツへの回帰、それに根差したロック・ミュージックが「スワンプ・ロック」なのです。 そして、デラニー&ボニー、レオン・ラッセルらが興したスワンプ・ロックが英国に流れていった経緯とは? デラニー&ボニーの音楽をジョージ・ハリスンが入手し、それがエリック・クラプトンやデイヴ・メイスンに渡っていった事から始まっている。クラプトンがデラニー&ボニーをブラインド・フェイスの前座に起用したり、デラニー&ボニーの英国ツアーを企画することで、数々の英国ミュージシャンがデラニー&ボニー=スワンプ・ミュージックと関わっていくのですよ。そして、それらは当時、英国ロックの最先端となっていった訳です。 全ロック・ミュージックの歴史的に見ても、とても重要な位置を占めるスワンプ・ロック! そこをあらためて深掘りしていきたく考えております!! 16曲ほど選んでいますが、全てが70年代初期〜中初期。1番新しいのが1974年という(笑)。しかも余程好きじゃないと知らないであろうアーティストが半分以上! でもホント、秀逸な作品ばかりですし「知らないからこそ面白い/吸収しやすい」のです!!アナタの知らない素敵な音楽の世界...聴いていきましょう(もちろん知ってる人もね)♫ ということで、今回も「皆さんの心に良い音楽を届けたい!!」の想いを全面に出し、ヒューマン・ロック・ナビゲーター :ばぐーす長谷川が深く深く月間Bagus!を行っていきます♫ __________________________________________________ 楽しくワクワクしながら音楽を”インプット”していただく…それが【月刊Bagus!】!皆さんの音楽ライフを充実させていきましょう!! 是非LIVE BAR・雷神まで足を運んでいただくか、ツイキャスのプレミア配信にてご視聴くださいませ!皆さまのご参加、お待ちしております!! “良き音楽は良き人生へと誘う” ばぐーす長谷川

ROCK THE WEDNESDAY〜ポピュラー・ミュージック巡礼の旅〜第45回「今宵は踊り明かそう: J. Geils追悼~J. Geils Band特集」4/10

ROCK THE WEDNESDAY〜ポピュラー・ミュージック巡礼の旅〜(FM那覇)毎週水曜日22:00〜オンエア 今週は、4月11日に命日を迎えるJohn Warren Geils Jr.:通称J. Geilsを追悼し、J. Geils Bandを特集していきます!! 私のフェイバリット・バンドのひとつ:J. Geils Bandなかなかラジオにて、ワンアーティスト/バンドのスタイルでJ. Geils Bandを紹介する機会が無くて、追悼という形ではありますが、ひとりでも多くのリスナーさんに聴いていただきたく、今回特集に踏み切りました。 Blues Rock、そしてコテコテのR&Bバンドとして人気を博したバンド:J. Geils Band60年代末、J. Geilsを中心としたJ. Geils Blues...

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毎月開催のイベント:月刊Bagus!でございます。毎月テーマを決め、素晴らしきロック/ポップス達を大音量でお届けして皆さまを素晴らしき音楽の世界へと誘っていくスタイルのイベントです! 今月は基本に立ち返ってみようか...ということでコチラがテーマ♪↓↓↓↓ 今回は(私個人的にも)初心にかえって『Swamp Rock』しかもレオン・ラッセル率いるLAスワンプではなく、デイヴ・メイスン、エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスンが英国へ持ち帰ったところから始まった”英国スワンプ”をテーマにしました♪ 日程:4月17日(水)会場:LIVE BAR・雷神時間:Open 19:30  Start 20:00料金:¥1,500(+1ドリンク)月刊Bagus! Vol.14のテーマ:英国産スワンプ〜Swamp Rockを英国へ持ち込んだ男達〜↓↓↓↓◆Live Bar・雷神:イベント・スケジュール(2024年4月)はコチラ お店に来れない・時間が無い・遠方の方の為に”ツイキャス・プレミア”配信もあります!! LIVE...