Tag:Pop Indonesia

現代インドネシア・ポップスの祖となる偉人が放った20世紀最後の名盤:Chrisye-クリシェ/Badai Pasti Berlalu-バダイ・パスティ・ブルラルー(1999年)

Chrisye-クリシェ/Badai Pasti Berlalu-バダイ・パスティ・ブルラルー 今回は偉人:Chrisyeの大ヒット作/名盤を紹介します。 この人の音楽を聴けば、それ以降のインドネシア・ポップスの流れが分かると言っても過言ではないインドネシア音楽界の偉人:Chrisye-クリシェ。 生ける伝説としてずっと元気に活動して欲しかったのですが、残念ながら2007年3月に57歳という若さでお亡くなりになっています(涙)。 Chrisyeについて書きたいことは山ほどありますが、なるべくシンプルに記事にしたいと思います。 1960年代後半から音楽活動を始め、当初はニューヨークで活動もしていたとのこと。そしてインドネシアへ帰国した後、Gipsyというバンドに参加。Guruh Sukarnoputraと共にインドネシアのメロディアス・プログレとして伝説となるGuruh Sukarnoputra and Gipssi Band / Guruh Gypsyを1977年にリリースします(ガムランとロック/ポップスの融合)。 その後、1977年からソロとしての活動を始め大成功をおさめていきますが、ソロになってからのChrisyeはかなり多作で、オリジナルのスタジオ・アルバムだけでも20枚以上をリリース。名実共にインドネシア音楽界のトップスターと言えるでしょう。 Chrisyeの死後になってしまいますが(2011年)、メジャー音楽雑誌:Rolling Stone Indonesiaにて“インドネシアの音楽史上3番目に偉大なミュージシャン”として選ばれています。どれだけインドネシアのポピュラー音楽に貢献したかは言わずもがなですね。 ちなみに今回紹介するアルバム:Badai Pasti Berlalu(嵐は必ず過ぎ去るの意味)ですが、Chrisyeがソロ活動を始めて間もない1977年に映画のサウンドトラックとして作られたアルバムで、それを新録/リメイクしてリリースされた作品となります。 オリジナルもこのリメイク盤も、両方が名作として現在でも語られていますが、現代のインドネシア人が今でも聴いているのはやはりリメイク盤の方でしょう。 それだけ大ヒットを記録しましたし、現在でも様々なところで1999年リメイク盤のナンバーを耳にします。 それでは、たくさんあるChrisyeの名曲の中でも最も人気の高い曲のひとつ“Cintaku”を聴いていきましょう。せっかくなので、以前当サイトで紹介した天才アーティスト:Erwin GutawaとErwinのオーケストラをバックに歌ったコンサートを観てください(ちなみに1999年リメイク盤のアレンジもErwinさんです)♪ コチラ↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=CXji242y5gw Erwin Gutawaを紹介した以前の記事↓↓↓↓桁外れな天才アーティストを聴く/Erwin Gutawa-エルウィン・グタワの超大作:Rockestra with London Symphony Orchestra (2008) そして、次は“デュエット・シリーズ”で紹介しようと思っていた秀逸なデュエットを。 オリジナルは女性歌手:Berlian Hutaurukとのデュエットでしたが、1999年リメイク盤でデュエットしているのはロック・クィーン(またはスロー・ロック・クィーン)と呼ばれ一世を風靡したNicky...

メリーはデュエットがお好き!?インドネシアン・ポップ|ロックの最高峰:Melly Goeslaw-メリー・グスロウによるデュエット曲のみを集めたベスト・アルバム/Balance (2013年)

Melly Goeslaw-メリー・グスロウ/ Balance (2013年) 当サイトの初期の方で、Melly Goeslawとご主人:Anto Hoedによるバンド:Potretを紹介しているので、まだ読んでいない方はそちらも併せてご覧ください。↓↓↓↓インドネシアン・ポップ/ロックの最高峰:Potret-ポットレットのベスト盤 そしてこちらは、Melly GoeslawとAri Lassoのデュエットによる名曲中の名曲を紹介している記事。こちらも是非、併せてご覧ください(Melly Goeslaw関連、既に2回も記事にしてたんですね・笑)。↓↓↓↓ノスタルジーな名盤・名曲&デュエットシリーズ:永遠の名曲/Melly Goeslaw feat. Ari Lasso-メリー・グスロウfeaturingアリ・ラッソ/Jika-ジカ センス/楽曲の良さ、洗練された無駄の無いアレンジはインドネシア音楽界随一で、Melly節とも言えるメロディで数々の名曲/ヒット曲を創り上げてきたお人。 他色々とMellyの音楽について書きたいのですが、前出の記事×2にて既に色濃く書かせていただきましたので、今回はMusic Videoを中心に紹介します。 先ずは、Melly & Antoの夫婦デュエット曲堂々とアルバム:Balanceのオープニングを飾っています(しかし仲良しだなぁ・笑)!YouTubeはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=f9LQvPZKico お次はインドネシア・ポップス2大女帝によるデュエット曲↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=D-wm4-mit-M キャァーーーー!出ました!!いくつになっても美人:Krisdayanti-クリスダイアンティ❤️ そして楽曲は”これぞMelly節”♪この曲/メロディ/スタイルは既にインドネシア・ポップスの王道。多くのフォロワー(曲想という意味でも)を生んだ名曲だと思います。 そしてコチラはマレーシアのシンガー:Yusry Abdul Halimとのデュエットです↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=P-30I9wak-w さらにこちらは”映画:Eiffel…I’m In Love”のサウンドトラックでヒットを記録したナンバーデュエットのお相手はThe KadriJimmoのJimmoです(私、このバンドも大好きです)↓↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=M-45rktjlVU まだまだ聴いて/観て欲しいMellyのデュエット・ナンバーはありますが、今回はこのへんで。これら全て(以前紹介したJika含め)のMusic Videoがあるということは、その全てがシングル/推しの1曲ということ。デュエットの女王(笑)?と言うより、やはりMellyさんは『ヒット曲製造マシーン』なんですね。 Melly Goeslawのアルバム:Balanceはデジタル・プラットフォームでも聴けますので、是非聴いてみてください! “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

“小さな奇跡〜大きな愛”すべての音楽ファンに捧げるスピリチュアルと自然を感じる名作:bonita & the hus BAND-ボニータ&ザ・ハズバンド/Rumah (2016年)

bonita & the hus BAND-ボニータ&ザ・ハズバンド 実は、この10年の中で私の最もお気に入りのひとつ:bonita & the hus BAND♪ ジャカルタのバンドで2009年結成。 メンバーはBonita(インドネシアの歌手:Koes Hendratmoの娘・Vo)とPetrus Briyanto Adi (Bonitaのご主人・G)、Bharata Eli Gulo (Dr/Percussions)、Jimmy Tobing (Saxophone)の4人組で、中心人物のBonitaは2003年に1stソロアルバム、そして2009年に2ndソロアルバムをリリースしています。 2009年結成なので既に12年が経過したバンドではありますが、アルバム・リリースはまだ2枚のみ。ただその両アルバム共に、最高傑作と呼ぶに相応しい完成度なのです。 今回は2016年末にリリースされたアルバム:Rumah-ルマー(日本語で家)の紹介として記事を書いていますが、聴く人を選ばない秀逸なポップス/フュージョン/ソウル作である1stアルバム:Small Miracles (2014年リリース)から聴くことをお勧めします。 Small Miraclesを聴いて「イイね!」と思った方なら基本的に次作:Rumahも気に入ってもらえると思いますので。 ということで、先ずはSmall Miraclesの中から1曲YouTubeはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=JJZXTIfUZms そして、もう1曲。曲はもちろんのこと、Music Videoの内容も素晴らしいので聴いて/観てみてください↓ https://www.youtube.com/watch?v=DGU1I37djZs ちなみに、アルバム:Small Miraclesの中で私の最も好きなナンバーは“God...

ノスタルジーな名盤・名曲シリーズ:愛すべき一発屋を聴こう/Dea Mirela -デア・ミレラ・Menanti-ムナンティ (1999)

Dea Mirela /デア・ミレラ タイトルに「愛すべき一発屋」とありますが、これはあくまでも”私的に一発屋”ということを先に書いておきます(実際、他にもヒット曲はありますので)。しかし「一発屋」と言いたくなるほど、この1曲はかなり強烈だったのです。 その曲とは、Dea Mirelaという女性シンガーが1999年に歌ったYovie Widianto-ヨフィ・ウィディアント作のMenanti(“待つ”の意味)というナンバー。※歌詞は“Tak’kan ku menanti”なので、実際には「待てない」という意味になりますが Dea Mirelaは南スラウェシ州マカッサル出身で、学生の頃からいくつかのヴォーカル・コンテストで賞を受賞したりチャンピオンに輝き、1999年の上海アジア音楽祭では銅賞も受賞した経歴の持ち主(この音楽祭で歌われたのがMenantiです)。 最初のメジャーな活動はWarna(色/カラー)というヴォーカル/コーラスグループ。そのWarnaと並行してソロでも活動するようになり、Menantiが大ヒットを記録します(Warnaは2003年に脱退)。 この楽曲の持つパワー、そしてアレンジ共に凄まじく素晴らしい!そこにDea Mirelaの歌が乗ることでさらなるマジックを生んでいます。 私の中では“Burt Bacharachを歌うDusty Springfield”級な超名曲/名演と呼んでも差し支えないほど。 今から4〜5年前、インドネシアに滞在していた時にホテルでTVを付けっ放しにしていたら歌番組が始まりました。その番組のメイン、もしくはメインに近い形でDea Mirelaが登場したのですが、歌った曲はやはりMenanti♫ リリースから15年以上経っていましたが、トロけるような美しいメロディを持つMenantiを聴きながら「この曲は彼女の名刺みたいなものなんだろうなぁ」と思った次第です。 ちなみにデジタル・プラットフォームで探してみましたが、Dea Mirelaが歌うこの曲はありませんでした(Yovie本人率いるグループ:Kahitnaのバージョンはありましたが何か違うんだよな〜)。 ということで、YouTubeでご覧くださいませ♪ https://www.youtube.com/watch?v=WKr7ksmDyJA “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫

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【Franki Indrasmoro (Pepeng) ニュー・シングル リリース / 11月10日】

インドネシアの才能豊かなミュージシャンでプロデューサーでソングライター、そして私の親友であるPepeng / ペペン=Franki Indrasmoro / フランキ・インドラスモロ(以下、Pepeng)が11月10日、新曲をリリースしました♪ Pepengは私のフェイバリット・バンド:NAIFの元ドラマーでありソングライター、そして2019年からはFNFというサイドプロジェクトでも活躍していましたが、2021年のNAIF解散を機に大手レコード会社にてアーティストを支える側=裏方へと移っていきます。 しかし昨年 / 2024年、表舞台に復活!およそ3年のブランクを経て、ミュージシャン / アーティストとして現在も活躍中です。 Pepengはドラマーですが、国民的人気バンドだったNAIF時代から、数々の大ヒット曲を創り上げたソングライターでもありますので、曲の良さはお墨付き! 今作は久々のインスト・ナンバーですが、昨年の復活第一弾となったソロ名義でのシングル『Ceriakan Dunia』ではVocalも取り、完全なるマルチミュージシャンとしても世に知られるようになったのです。 SpotifyやApple Music等、すべてのデジタルプラットフォームで聴けますので、ぜひチェックしてみてください!↓↓↓↓・Franki Indrasmoro - VICTORY SONG (Spotify)・Franki Indrasmoro -...
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Do you know Indonesia?〜ばぐーすなインドネシアミュージックの世界 Season.2 : 26th(LOVE FM / 11月16日 ON-AIR)

毎月第3日曜日は↓↓↓↓”Do you know Indonesia?〜ばぐーすなインドネシアミュージックの世界〜(LOVE FM)”11月のオンエア日はコチラ→[11月16日(日)22:00〜23:00]! 先月から時間を拡大してお届けしている、日本で唯一のインドネシア・ミュージック専門番組!今月はさらに興味深く、面白く、攻めていきますよー!! 先月から始まった『Yuk, Belajar Bahasa Indonesia!』(インドネシア語講座のコーナー)教養も身に付く『クイズ・インドネシア』のコーナーそしてSeason.1から続く当番組の名物コーナー『突撃テレフォンし隊』どのコーナーも充実させていきます!! 今回の『突撃テレフォンし隊』は、当番組初期に出演してくれたNTRLの総帥:Bagusさんをゲストに迎え、優しさとユーモア、そして人間味溢れる彼の真の姿に迫っていきたいと思います。 初めて会う人はBagusさんの強面なルックスにビビるかもしれませんが(笑)実際は照れ屋で、とても真面目で、大勢の中に居るとあまり自分を出せないような、そんなキュートな男なんですよ🎵それがとっても伝わるインタビューになっています!楽しみにしていてください!! そして他ラインナップはこちら↓↓↓・Nusantara Beat・AIU・Scaller & IKLIM・Sunwich・Thee Marloes・RIMALDI・Boy Warongan feat. Gabriella fernaldi 9割方最新のナンバーでございます! トークもインタビューも音楽も楽しめるDo you know Indonesia?ぜひ今月も聴いてください! 11月16日22:00〜LOVE...

洋楽ロック1時間かけまくり〜FRYDAY NIGHT RADIO SHOW ”THE LIVE” (LOVE FM) 11月7日

毎週金曜日19:00〜22:00オンエアの人気番組『FRYDAY NIGHT RADIO SHOW ”THE LIVE” (LOVE FM)』♫ この番組は”LIVE”にこだわったDJ MIX PROGRAMで、ソラリアプラザ1階ラブスタより生放送でお届けしている番組です。1時間ずつテーマやゲストが異なっており、私は今回も定番のラスト1時間:21:00〜22:00を担当! 私の担当ジャンルは①インドネシアのポピュラー・ミュージック』②洋楽ロック/ポップスの2つですが、今月は『洋楽ロック/ポップス』をLIVE MIX!! そして前回の洋楽ロックはテーマを設定しましたが、今回は「フリー/テーマ無し」!ロックの細分化されたジャンルで言うと混ぜ混ぜのMIXで、新旧も(最新作も有)混ぜ混ぜMIXでございます。この統一感無しの混ぜ混ぜ感が楽曲の良さをさらに増長させます。 そして、今回もたくさんメッセージやお褒めの言葉をいただき、ありがとうございました! 「聴き逃しちゃったよ〜」という方はこちら↓ radikoのタイムフリーなら11月14日までこの放送が聴けますので、私担当の時間のみならず、ぜひ3時間たっぷりと『FRYDAY NIGHT RADIO SHOW ”THE LIVE” (LOVE FM)』をお聴きくださいませ。Link(ばぐーす長谷川出演の時間)はこちら→THE LIVE...

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