Soukma /Soukma (2014年)
前情報無しで音源/CDを購入していると、自分の趣味とはちょっと違う素敵な作品に出会うことがあります。
そんな作品の中の1枚がジャズシンガー:Soukmaのアルバム。
Erwin Gutawa門下生であるベーシスト:Indro Hardjodikoroによるプロデュース/アレンジとなっており、古き良きインドネシアの歌曲と現代アレンジが合体した作品に仕上がっています。
2014年前後、昔の名曲を現代アレンジにて再現するスタイルがインドネシアで一時期ブームとなりまして、このアルバムも世界最古のポピュラー・ミュージックと言われているクロンチョンの名曲やスラウェシの民謡歌、そして書き下ろしの楽曲がバランス良く収録されたスタイルとなっています。
しかし、このアルバムを一流のモノにしているのはやはりSoukmaの歌。
中低音域と鼻にかかった声がとてもセクシーで、Billie HolidayやElla Fitzgerald、そしてNina Simoneらジャズの偉人達に影響を受けた彼女の魅力あってこその作品と言えるでしょう(彼女のソロ作ですし・笑)。
Soukmaの個性がヴィンテージ感を生み、Indro Hardjodikoroのプロデュース力で現代的に聴かせてくれる。
このふたりの相互作用でミラクルな結果が生まれています。
ということで、このふたりが組んだ作品は全て聴きたい!と思わせるのにじゅうぶんな完成度です(これ以降作品は出ていないようですが)。
基本、ロック/ポップス畑の私がヘヴィ・ローテーションするのですから、その魅力は只者ではないかと。
YouTubeはコチラ
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こんなセクシーに歌うOndel-Ondelって(笑)。
Ondel-OndelはAudioしかありませんが、視覚的にも楽しめるのがコチラ
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さらにアルバムからもう1曲
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“オマケ”
DerediaによるOndel-Ondelのスタジオ・ライブ
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これまたかなり素敵(Soukmaとは趣向が違いますが)!
こういった古い歌曲を現代的にアレンジした演奏が私は好みなのです♪
Soukmaの作品はデジタル・プラットフォームでも聴けますので、皆さんも是非聴いてみてください!
“良き音楽は良き人生へと誘う”
素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫