久々に秀作・良作な“近年の洋楽ロック系の新譜”を紹介します。
今回はコチラ↓
Brittany Howard-ブリタニー・ハワードのソロ1st作:Jaime (2019年リリース)。
1stアルバム:Boys & Girls (2012年)と2ndアルバム:Sound Color (2015年)が大ヒットとなったアメリカ南部アラバマ州出身のバンド:Alabama Shakes(グラミー常連!)のVo/Gを務めるブリタニーですが、2019年当時「最近Alabama Shakesの情報が無いなぁ」と思ったちょうど良いタイミングでこの作品をブツけてきました。
若くして芳醇なルーツロックを提示してくれたAlabama Shakesのブリタニーのソロ作だ、悪い訳がなかろう!なんてことを思いつつ、しかし何気に危惧の念を持ちながら(バンド=OK/ソロ=あまり良くないなんてことも多々ありますので)聴きましたが…
めちゃくちゃ秀逸!
何もせずただ“ジーッ”と聴いていると、これまでの自分の人生が走馬灯のように甦ってくるような、深淵でモノクロームな世界(まるで自分の記憶も白黒スクリーンで映し出されるような感覚)が表されているように感じます。
病気により10代でこの世を去ったブリタニーの姉:Jaimeを偲んで作られたアルバムということなので、その“ソウル”が我々聴き手の感情に訴えかけてくるのでしょう。
そして、あらためて彼女の魂の歌声に感動!
古めかしい/懐かしい雰囲気の中、彼女の声が光輝く“本来の美しさ”となって作品全てを覆っています。
アレンジやサウンドは非常にクールで今時の音ですが、その歌唱と歌声とのマッチングが素晴らしく、かなり深淵なスケールで迫ってくる秀逸な作品なのです。
Adele、Bon Iver、Eric Claptonらが大絶賛したブリタニー渾身の1枚であり、懐かしさと新しさの両方を感じられる素晴らしき『今』の音楽がここに在ります。
先ずはYouTubeで観て/聴いてみてください↓
是非、未聴の方はアルバムを手に取って(デジタルプラットフォームでも大丈夫です)聴いてみてください。
絶対に損はしませんから♪
“良き音楽は良き人生へと誘う”