NAIF /ナイフ
私がインドネシアのロック/ポップスにハマるきっかけとなった1番最初のバンド。
国民的人気を誇り、老若男女幅の広い年代のファンを持っている。
1995年結成、1998年デビュー。
メンバーはダフィッド(Vo/G)、ペペン(Dr)、エミル(B)、ジャルヲ(G)
元々は5人組で、鍵盤のチャンドラが脱退しているが、他メンバーは現在も変わることなく鉄壁の4人組である。
名曲/ヒット曲が多く、音楽誌:Rolling Stone Indonesiaによる「史上最高のインドネシアの曲」では、NAIFの楽曲が2曲選ばれているほど。
1960年代〜70年代のレトロな音楽性とスタイルが基調ですが、ジャンル的には様々。
50年代的ポップス、ビートルズを彷彿させるナンバー、ファンク、ソウル、ハード・ロック、フォーク、ポップ・ムラーユ、そして、彼らにしか書けない独特なNAIF調のポップスととても多彩です。
ほとんどの曲にフックがあり、ライブでは観客のほぼ全員が大合唱しております。
デビュー10周年となる2008年には覆面バンド:BonBinBand (日本語で動物園バンド)として、アルバムとコミック(漫画)をリリース。これはメンバー4人が動物に扮するというユニークな作品で、子供向けとして作られたもの。本人たちは「僕らではない」と否定しているという、いわゆる「覆面バンド」ですね。
そして、2008年からは自らメジャーを抜けて自主レーベルを設立。メジャー環境での融通の効かなさ、厳しい制限、創作的自由の無さが理由です。
ライブではお客さんをいかに喜ばせるか、歌わせるか、そして笑わせるか?この3つが命題とばかりに、エンターテイメント性満載のステージを観せてくれ、楽曲ではフックの効いたキャッチーな曲を作り続けてくれるNAIF。
まだまだ目を離せないバンドですし、私的には永遠の“インドネシアNo.1バンド”です。
皆さんも、是非聴いてみてください。
デジタル・プラットフォームでも聴くことができますよ(アルバムによっては権利の問題がクリアできず聴けないものも有)。
素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫