Tag:インディーズシーン
Bonita & The Hus Band/ボニータ・アンド・ザ・ハズバンド
“小さな奇跡〜大きな愛”すべての音楽ファンに捧げるスピリチュアルと自然を感じる名作:bonita & the hus BAND-ボニータ&ザ・ハズバンド/Rumah (2016年)
bonita & the hus BAND-ボニータ&ザ・ハズバンド 実は、この10年の中で私の最もお気に入りのひとつ:bonita & the hus BAND♪ ジャカルタのバンドで2009年結成。 メンバーはBonita(インドネシアの歌手:Koes Hendratmoの娘・Vo)とPetrus Briyanto Adi (Bonitaのご主人・G)、Bharata Eli Gulo (Dr/Percussions)、Jimmy Tobing (Saxophone)の4人組で、中心人物のBonitaは2003年に1stソロアルバム、そして2009年に2ndソロアルバムをリリースしています。 2009年結成なので既に12年が経過したバンドではありますが、アルバム・リリースはまだ2枚のみ。ただその両アルバム共に、最高傑作と呼ぶに相応しい完成度なのです。 今回は2016年末にリリースされたアルバム:Rumah-ルマー(日本語で家)の紹介として記事を書いていますが、聴く人を選ばない秀逸なポップス/フュージョン/ソウル作である1stアルバム:Small Miracles (2014年リリース)から聴くことをお勧めします。 Small Miraclesを聴いて「イイね!」と思った方なら基本的に次作:Rumahも気に入ってもらえると思いますので。 ということで、先ずはSmall Miraclesの中から1曲YouTubeはコチラ↓ https://www.youtube.com/watch?v=JJZXTIfUZms そして、もう1曲。曲はもちろんのこと、Music Videoの内容も素晴らしいので聴いて/観てみてください↓ https://www.youtube.com/watch?v=DGU1I37djZs ちなみに、アルバム:Small Miraclesの中で私の最も好きなナンバーは“God...
Barefood/ベアフード
インドネシアのインディーズにハマってみよう!オルタナティヴ・ポップ・ロックとは?=Barefood-ベアフード/Milkbox (2017)
Barefood-ベアフード 当Bagus Musicでも既にいくつか紹介しているインドネシアのインディーズ・バンド/アーティストですが、皆さんかなりレベルの高い音楽を聴かせてくれます。 今回ご紹介するBarefoodも秀逸です!! ジャカルタ出身の男性2人組。 2009年、当時まだ高校生だったディット・プラッドウィト(ギター/ボーカル)と、ラクマッド・トリヤディ(ベース/ボーカル)の2人を中心に結成されました。結成から数年はドラムを含めたトリオだったようですが、途中からドラマーが抜け、その後は新規メンバーを入れず2人体勢で音楽を創ってきたようです。 結成してすぐさまインディーズにてEPをリリースしますが、学業優先のためか、2009年に1枚、そして2013年にも1枚というスロー・ペースで活動していきます。 そしてさらに4年後となる2017年、初のフル・アルバム:Milkboxをリリースします。 ただそれ以降〜現在までアルバム等作品のリリースは無し。 「もう解散したのかな?」 と思い調べてみると、ライブ活動は行っているので現役も続行中のバンドとなります。それは”邪魔な考えも余分な期待も抱えず自分たちの意向に沿ってかなりマイペースでやっている”という証かと。 1st EPのリリースからこれまでずっと、インディーズのファンからかなり高い評価を得ているバンドですし、2013年のEP:Sullenはインドネシア国内の音楽評論家達からも大絶賛を受けたバンドですから、必ずや次もやってくれるでしょう! 彼らの音楽はタイトルにもある通り「オルタナティヴ・ポップ・ロック」と呼ばれていまして、Dinosaur Jr.やWeezer、そしてThe Lemonheadsあたりの影響を受けた音楽だと思っていただければ間違いありません。90年代のギター・ポップ、パワー・ポップの世界を踏襲し、彼らなりに消化した元気でポップな音楽を聴かせてくれます。 YouTubeはコチラ↓手作り感満載のMusic Videoです(笑)。 https://www.youtube.com/watch?v=RGQ2i1GxSJs&list=RDEHE5LcIQ6Wo&index=4 コチラはアルバムのタイトル・トラック↓ https://www.youtube.com/watch?v=EHE5LcIQ6Wo&list=RDEHE5LcIQ6Wo&index=1 Barefoodの作品は全てデジタル・プラットフォームで聴けますので、是非聴いてみてください!絶対、日本でも人気が出ると思うけどなぁ〜♪ “良き音楽は良き人生へと誘う” 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫
Marsh Kids/マーシュ・キッズ
インドネシアのインディーズ音楽界のレベルの高さを知る:トルネード・ポップ/Marsh Kids-マーシュ・キッズ
Marsh Kids /マーシュ・キッズ このバンド、かなり秀逸です!でも残念ながら既に活動していないみたいで...。 とにもかくにも、Bagus Musicの読者及び日本の音楽ファンに、なんとしてでも聴いて欲しい作品ということで紹介します。コチラ↓Marsh Kids / The Many Failings Of Bugsy Moonblood (2014) このバンド、バイオグラフィーがほとんど存在していないので、とにかく分かることだけ書かせていただきます。 ジャカルタを中心に活動していた6人組。そして、他バンドやサイド・プロジェクトを持っているミュージシャンの集合体で、メンバーの年齢はバラバラで世代を超えているようです。 ちなみに彼らの音楽は、タイトルにも書いた【トルネード・ポップ】と呼ばれていたとのこと(トルネード...気になりますね・笑)。 このアルバムはMarsh Kidsの唯一作で13曲入りなのですが、他にも11曲ほどレコーディングしたがあまりにも「実験的過ぎて」アルバムに入れられなかったことが当時/2014年の記事に書かれていました(未発表曲だけのアルバムがリリースされないかなぁと期待しているのですが...やっぱ出ないよね・涙)。 まぁ、バイオなんて正直どうでも良いんです。とにかくこの作品は、アルバムを買い漁り、失敗も成功も酸いも甘いも経た私ばぐーすの推薦ということで、是非とも聴いてみて欲しい1枚なのです。 全体的にユルユルなグルーヴでキャッチーな作風、どことなくスウェディッシュ・ポップ的でもあり、渋谷系と言われていたアノ時代の音楽が好きな人にもお勧めです! アルバム全体を通して聴いていただければ分かるかと思うのですが、例えばアメリカのBeckの雰囲気なんかも持ち合わせていますので、90年代の音楽を2000年以降にアップデートしたバンドなのかなぁと。 Apple Music等デジタル・プラットフォームにて聴くことができますので、騙されたと思ってMarsh Kidsが発する【トルネード・ポップ】を体験してみてくださいませ。損はさせません♪ https://www.youtube.com/watch?v=D_BAGX9iUlc “有名/無名は関係無し!メジャー/インディーズも関係無し!!”“良き音楽は良き人生へと誘う” この言葉をしっかりと体現しているメッチャ秀逸な作品なのです♫ 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫
ANTARTICK/アンタルティック
現インドネシア・インディーズ界のイケてる新星/Antartick-アンタルティック
ANTARTICK /アンタルティック インディーズ界の新星として突如現れたバンドで、ガレージロックから爽やかなポップスまで音楽性の幅がとても広く、聴く人をあまり選ばないバンド。 先ずはインドネシアのインディーズ・シーンを説明します。 正直インディーズと言っても、現在のインドネシアではメジャーと寸分違わぬ盛り上がりを見せている音楽シーンです。インディーズだからどうの、メジャーだからどうのという境界線のようなものが存在していません。 創作が自由であるということ、プロモーションが自分達らしくいけるということ、さらには版権的な面も含め、メジャー・レーベルのバンドやアーティストがそこから抜けて、インディーズとして活動しているパターンも多いのが現状です。 ですので、このバンドがインディーズだから無名に近いのかと言うと、そうではないということを念頭に置いていただければと思います。 メンバーはジョー(Vo)、アナン(G)、紅一点のヘルフィ(B)、そしてサンディ(Dr)からなる4人組。 2017年デビュー:西ジャワ州ボゴール出身。 冒頭に彼らの音楽性は幅が広いと書きましたが、どんなタイプの曲であれとにかくメロディが素晴らしい! 私が長年DJを務めていたFMの番組がありまして、そこでもインドネシアの音楽を毎週紹介していましたが、Antartickの曲はヘヴィ・ローテーションでした♪ 特にミディアム・テンポのポップなナンバーはかなり秀逸です。 ガレージ・ロックな面も持っていますが、私的には優しさ溢れるポップなナンバーに軍配が上がります。 インドネシア音楽界も、当然ながら新たな波が来ています。 これまで存在しなかったような音楽性を持っていたり、曲想も正に「今」の音楽だったり。 その新しい波となる”秀逸”なバンドを知ってもらうには、彼らの楽曲を聴いてもらうしかありません。 YouTubeチャンネル:Bagus Music(旧名:ロック向上委員会ドットコム)でもANTARTICKについての動画をアップしていますので、是非一度観てみてください! https://www.youtube.com/watch?v=gY2dzqaur4o 素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫
Latest news
インドネシアンミュージック1時間かけまくり〜FRYDAY NIGHT RADIO SHOW ”THE LIVE” (LOVE FM) 7月4日
毎週金曜日19:00〜22:00オンエアの人気番組『FRYDAY NIGHT RADIO SHOW ”THE LIVE” (LOVE FM)』♫ この番組は”LIVE”にこだわったDJ MIX PROGRAMで、ソラリアプラザ1階ラブスタより生放送でお届けしている番組です。1時間ずつテーマやゲストが異なっており、私は今回もラスト1時間:21:00〜22:00を担当しました! 私の担当ジャンルは『インドネシアのポピュラー・ミュージック』と『洋楽ロック/ポップス』5月・6月と洋楽ロックでいきましたので、今回は”現代(最新)のIndonesian Rock / Pops”をLIVE MIX♫※最新でない曲もございます このグダグダに暑い日本をカラッと爽やかにさせてくれる素晴らしいナンバーばかり!!自分で選んで言うのもなんですが、聴いていて嬉しくなってくるんですよね。番組内で紹介しましたが「インドネシアの音楽、最初は好きではなかったけど、今日聴いててめちゃくちゃ心地良くなってきました!」とリスナーさんからメッセージをいただいたり、本当に嬉しいことばかりです。いつも聴いてくれてありがとうございます!! そんな7月のLIVE MIX今回の楽曲リストはコチラです↓↓↓ ◆Gawat / Sepatu Udara ◆Etalase...
OMBAGSのSolo作:Bagus Dhanar Dhanaより最新Music Videoリリース
NTRLやJalan Tengah、そしてソロでの活動と大忙しのOMBAGS (Om Bagus / 以下Bagusさん)の最新Music Videoがリリースされました。 Bagusさんのソロ作:Bagus Dhanar Dhana(ちなみにこれはBagusさんの本名)は2023年にリリースされたのですが、今年に入り4月にはアナログ盤をリリース。Bagusさんの優しさや音楽に対する真摯な空気感が、アナログにすることによりさらにサウンドに染み込んだものになったと思います。 そしてそのソロ作収録曲「SENANDUNG RINDU」のMusic Videoが6月23日にリリースされたのですが、これがまた感動的ドキュメンタリーな仕上がりでして、曲 / 歌詞とリンクするリアルな路上の風景を描き出しているMVとなっています。 ぜひ、そのMusic Videoをご覧ください↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=UKyIFbTUkko このMVは、路上で苦闘する人々の日常を捉えるというBagusさんの構想から始まっています。Allan Soebakirが監督を務め、ドキュメンタリー的なアプローチでこのMVを制作。カメラマンと共に丸2日間、路上で撮影を行い、孤独、そして希望に満ちた都市生活のリアルな風景を描き出したとのこと。 技術的な演出やアーティスト / アクターをほとんど起用せず、故郷、愛する人、そしてより穏やかな生活への憧れを、率直に描いたビジュアルポートレートとなっています。 自然体+内省的な精神で撮影され、そこにこの歌の感情が映像とともに流れ出るように作られているのです。 インドネシアでよく見かける普通の日常が描かれたこのMusic Videoを観て、ぜひ想いを馳せてみてください。 久々にBagusさんを取り上げましたが、本当にこの人は人間らしい。私と彼は付き合いがまぁまぁ長いのですが、いまだに彼の人間らしさが心に染みて泣けてくる時があります(笑・本当に)。あらためて2年前にリリースされたソロ作:Bagus Dhanar...
インドネシアのスカ・ジャズバンド:SKASTRA〜日本語セルフカヴァー曲を含む7インチレコードが7月9日リリース♪
BIG ROMANTIC RECORDSがまたもややってくれました!インドネシアのスカ・ジャズバンド「SKASTRA」の、日本語セルフカヴァー曲を含む7インチレコードが7月9日にリリースされます♪ 以下、BIG ROMANTIC RECORDSプレスリリースより ☆インドネシアから極上メロスカ・ラヴァーズロック7インチ!スカ・ジャズバンド「SKASTRA」日本語セルフカヴァー曲を含む7インチレコードのリリースが決定! 軽快なスカのリズムにスウィートかつ透明感のあるボーカルが極上のメロディを紡ぐ名曲「NELANGSA(切ない)」の日本語セルフカバー、そして熱帯生まれの甘いムードが漂う濃厚なラヴァーズロックチューン「HUJAN DERAS(激しい雨)」の両A面シングル7インチリリースです! 南国を感じる伸びやかで素朴なトラックがメロディの良さを引き立てる!夏に最高な作品となりました。 artist : SKASTRAtitle : NELANGSA / HUJAN DERASrelease no : BRRCD-138 (JAN : 4562434341389)release...
Must read
インドネシアンミュージック1時間かけまくり〜FRYDAY NIGHT RADIO SHOW ”THE LIVE” (LOVE FM) 7月4日
毎週金曜日19:00〜22:00オンエアの人気番組『FRYDAY NIGHT RADIO SHOW ”THE LIVE” (LOVE FM)』♫ この番組は”LIVE”にこだわったDJ MIX...
OMBAGSのSolo作:Bagus Dhanar Dhanaより最新Music Videoリリース
NTRLやJalan Tengah、そしてソロでの活動と大忙しのOMBAGS (Om Bagus / 以下Bagusさん)の最新Music Videoがリリースされました。 Bagusさんのソロ作:Bagus Dhanar Dhana(ちなみにこれはBagusさんの本名)は2023年にリリースされたのですが、今年に入り4月にはアナログ盤をリリース。Bagusさんの優しさや音楽に対する真摯な空気感が、アナログにすることによりさらにサウンドに染み込んだものになったと思います。 そしてそのソロ作収録曲「SENANDUNG...