Mian Tiara /ミアン・ティアラ
浮遊感漂うジョニ・ミッチェル的女性シンガー・ソング・ライターです。
Mian Tiaraはかなり寡作な人で、2010年にソロ・アルバムを出していますが、その後アルバム・リリースはしておらず、2017年にChaka Prianbudiという若手Jazzミュージシャンとのコラボ作をリリースしたのみとなります。
ただ現在でも唯一作となるソロ・アルバム:The Comfort Of My Own Companyがあまりにも秀逸!
何度聴いても飽きのこない名作で、インドネシアの音楽界、特にインドネシアン・ポップ・ジャズ界隈でかなり評価が高く、このたった1枚でMian Tiaraの名前を知らしめることとなった「出世作」となります。
冒頭にも書いたように、その作品の方向性は“インドネシア版ジョニ・ミッチェル”かと。
もちろんジョニからの影響が伺えるナンバー(曲調も歌唱も)が全てではなく、音響派と言えるアレンジ/音像のジャジーなナンバー、そして素直なポップスという3本柱となっています。
是非、聴いてみてください。
各デジタル・プラットフォームで聴くことができますし、CDも日本の通販サイトで取り扱っているお店が多いです(やはり多くの方が「名作」だと感じているのでしょう)。
ちなみにですが、Chaka Prianbudiとのコラボ作:Cakrawala (2017)も名盤です。
バンド演奏の曲もありますが、ヴォーカルとピアノのデュオが基本となる作品で、我々日本人の琴線にも触れる心に染みるメロディとアレンジが満載♫
多くの人の心を癒してくれる作品と言えるでしょう。
音楽以外の話になりますが、最近の彼女は演者/役者として演劇活動が中心となっています。
最も新しいのはオカルト作品(笑)。
サウンドトラックへの参加にて音楽も続けていますので、次なるソロ作品を期待して待ちたいですね!
素晴らしき、インドネシアン・ポピュラー・ミュージックの扉を開こう♫