ROCK THE WEDNESDAY〜ポピュラー・ミュージック巡礼の旅〜(FM那覇)毎週水曜日22:00〜オンエア
今週は、本日4月1日に誕生日を迎えたアーティスト…と言っても存命の方ではございません。
1997年6月に51歳という若さでお亡くなりになっていますが、もしご存命であれば78歳を迎えたRonnie Laneを特集していきます!!
ロニー・レーン…
60年代ブリティッシュ・ビート・シーン、ブリティッシュ・インヴェイジョン時代にデビューし、人気を博したSmall Faces、そしてSmall Facesのフロントマン:Steve Marriottの脱退後、Rod StewartとRon Woodを新メンバーに迎え、新たに出発したFacesの元ベーシスト/ヴォーカリストでございます。
そしてFaces脱退後は自身のバンド:Slim Chanceを率いて、自由に、そして天真爛漫に活動を拡げていったお人です。
ロニーの音楽性は、Faces時代から一貫して本日のタイトルの通り「ロックン・フォーク」が主流。
聴けば「これロニー・レーンだ!」とスグに分かる特徴を持っています。
ただ特徴と言っても、奇をてらったギミック満載のロックではないですし、サビでガッツリ行くようなメインストリームのロックでもなく、プログレのような大仰な作風でもなければ、ハードロックやSoulでもありません。
ただただシンプル・素朴なカントリー・フォーク的音楽で人気を博しました。
ロニーの人間的自由さ、素朴さ、音楽的にはマンドリン、フィドル、アコーディオンなどを絡ませるルーツロックなスタイルが、ロックビジネスに疲れたミュージシャン達を虜にしていきますが、セールス面などビジネス的には成功に至りませんでした。
ちなみにその「虜にされたミュージシャン」とは?
誰もが知ってる有名な人で言えばエリック・クラプトンがそのひとりですし、The Whoのピート・タウンゼントらが、ロニーの音楽に癒しを求めていったようです。
ロニー特有の牧歌的なナンバー、そして自由で軸のブレない性格に、多くの方が癒されたと言っても過言ではないでしょう。
正直、今となっては余程のロックファンでなければ聴いたこともないかと思いますが、めちゃくちゃ秀逸ですよ。
心洗われる音楽であり、大地を感じる自然な音楽であり、人生に真摯に向かうひとりの男による音楽です。
Faces脱退後も紆余曲折ありまくり!
まったくもって一筋縄ではいかない人生を歩むロニー・レーン。
その様々なことについてここには書きませんが、是非、今週のROCK THE WEDNESDAYをお聴きくださいませ。
ちなみにですが、ロニーが亡くなった原因は多発性硬化症という難病によるものでした。
1977年から発症し始め、闘病を続けながらギリギリまで、命が燃え尽きるまで音楽活動を継続していったのです。
そのあたりのことも含め、是非、皆さんも各々でロニー・レーンを深掘りしてみてください。
そして先ずは、今週のROCK THE WEDNESDAYをお楽しみに!!
純度100%の音楽番組:ROCK THE WEDNESDAY〜ポピュラー・ミュージック巡礼の旅〜は、FM那覇78.0MHz
沖縄県那覇市近郊の方以外は、無料アプリ:ListenRadio(リスラジ)で日本全国どこからでも聴くことが出来ます!
(リスラジは海外からも聴けます)
毎週水曜日22時からオンエア!
そして、番組のご感想等メッセージも募集しています。
メール:780@fmnaha.jp
または当サイトのCONTACTページからでもOKです!!
ぜひぜひ番組にご参加くださいませ。
お待ちしております。
今週もこの番組を通して、皆さんにとっての”良き音楽を探す旅”を進めていきましょう♪
“良き音楽は良き人生へと誘う”
ばぐーす長谷川