またまた今回も、秀作・良作な洋楽ロック系の新譜を紹介していきます。
Grace Potter(グレイス・ポッター)のソロ名義3rd作
Grace Potterは2004年リリースのアルバム:Original Soulでデビュー。
デビュー時、ボニー・レイットやタジ・マハールらから絶賛され、ソウル/R&B/ルーツ・ロックの期待の新人として話題になったお人です。
私はグレイスさんの衝撃の歌唱や強烈なシャウトを初めて聴いた時に「現代のジャニス・ジョプリン」だと思いました、マジで。
2005年リリースの次作:Nothing But The Waterから、ソロ名義ではなくGrace Potter & The Nocturnals名義となり3枚のアルバムをリリース。バンドとして絶頂期を迎えたかのように見えましたが、2015年作:Midnightから再度ソロでのリリースとなりました。
そして、今回紹介するのは現時点での最新作♪
コチラ↓
Grace Potter / Daylight (2019年)
■ドラマティックな歌に聴き惚れる文句無し名盤
前作に聴かれたポップな「今時の音」も良かったのですが、この作品ではソウル/R&B、ブルース・ロック、カントリー・ロック、ゴスペルという自身のルーツに立ち返っていて、それが物凄いパワーを生んでいます。
シンプルでありながらも1曲1曲全てにドラマがあり、彼女の歌がドラマティックに鳴り響く素敵な作品に仕上がっています。“圧倒的”という言葉が大袈裟ではないほど、このスタイルは彼女にとっての「完璧」な形ではないかと。
もちろんこれまでのアルバムも大好きだけど、それらを大きく飛び越える完成度を誇る作品を届けてくれたことに感謝・感激!正直言って、このアルバムには文句のひとつもありません。
ここまでくると、次の作品はどう出てくるのか…早くも気になっている自分がいます(早いなホントに・笑)。
待ち遠しいなぁ♫
追記:数曲Featuringされてるヴィンテージ・ソウル系バンド:Luciusもかなりいい味出してます。